未来国家ブータン 高野秀行 今世界が注目する「世界でいちばん幸せな国」の秘密を解き明かす!

内容紹介 

未来国家ブータン 高野秀行

『未来国家ブータン』 著者 高野秀行 定価:1,500円(本体)+税 3月26日(月)発売ご購入はこちらから
 ブータンに関する本や雑誌に書かれているのは、ほとんどがぼんやりとした「美しい国」というイメージだが、実際のブータンは全然違うと著者の高野氏は言う。
「山の奥深くには『チュレイ』という悪霊じみた物の怪、『毒人間』と呼ばれる謎の一族、恐怖の『首切り人』が跋扈し、人々は神隠しや人形をつかった土俗的な祈祷、占術などを深く畏怖してくらしている。その一方で、英語を公用語とし、環境と文化の維持などを実施し、高度に人工的な国家を作っていた。まるでSFのような国だったのだ!!」。
 ワンチュク国王、GNPよりGNH(国民総幸福量)、生物多様性の聖地、環境立国、雪男……、あなたの知りたいブータンの秘密がすべて解き明かされる、入門書としても最適なエンターテインメント・ノンフィクション!

アバウト・ブータン

アバウト・ブータン マップ

高野氏が旅した行程

高野氏が旅した行程マップ

謎の小国ブータン写真館(本書口絵より) ※クリックすると大きくなります

道 Road


  • ◎ラヤ村ではヤクで畑を耕す

  • ◎メラ村へ向かう沢沿いの道

仲間 Fellow


  • ◎山菜を採っているドライバーの翔君

  • ◎旅の相棒ツェンチョ君

  • ◎チベット人の馬方夫妻

  • ◎「少林寺」の僧を思わせる公務員、プンツォ君

  • ◎常に恵比寿顔のシンゲイさんとそのお父さん

  • ◎ブータン語の先生、ツェリンさんとその一家

山里 In the mountain


  • ◎「源氏の隠れ里」のようなメラ村

  • ◎「天国にいちばん近い村」ラヤ村

  • ◎古都プナカの棚田

  • ◎山に抱かれた首都ティンプー市内

人 People


  • ◎ラヤ村ではヤクで畑を耕す

  • ◎頭に触覚付きのフェルト帽をかぶるブロクパの女性たち

  • ◎家畜用の干し草を背負うラヤの娘

  • ◎機織りをするラヤの女性

  • ◎田んぼのそばで草刈りをしていた女性

  • ◎ガサの小学生は学校で朝ご飯を食べる

食 Food


  • ◎ブータン人がよく食べる唐辛子定食

  • ◎市場では手作りの豚肉ソーセージが売られている

  • ◎民家の夕食。ラヤ村にて

  • ◎儀礼用の笛のそばに置かれたお茶とパン

  • ◎バタースープと蕎麦粉クレープ「プタ」

  • ◎ミルクティーと、つぶして乾燥させたトウモロコシをバターと砂糖で和えた「ゲザシップ」

酒 Liquor


  • ◎焼酎をドボドボ鍋にそそぐブロクパの女性

  • ◎興が乗ってくると、みんなで歌って踊る

  • ◎「ほら、飲めや~!」“ツォチャン”地獄の幕開け

  • ◎山小屋で卵酒を飲む卵酒は最高

  • ◎ブータン随一のビール「パンダビール」

信仰 Faith


  • ◎歩いて山を越える僧侶と小坊主に出会った。

  • ◎法要の供物の中で同居する国王の写真と人民元に描かれた毛沢東

  • ◎法要(プジャ)で仏に捧げる人形(ひとがた)

  • ◎私の運気を占う祈祷師のツェリン師

  • ◎家の壁に描かれる魔除けの男根「ポー」

雪男 Snowman


  • ◎雪男捕獲現場に居合わせたことがあるシンゲイさんのお父さん

  • ◎農業省に保管されている型取りした雪男の足跡

  • ◎「ここで雪男の足跡を見た」と示すニム老人

  • ◎「雪男の足跡はこのくらいの大きさ」と言うラヤ村のおばあさん

プロフィール

高野秀行(たかの・ひでゆき)
1966年東京都生まれ。早稲田大学探検部時代に書いた『幻獣ムベンベを追え』でデビュー。92~93年にはタイ国立チェンマイ大学日本語学科で、08~09年には上智大学外国語学部で、それぞれ講師を務める。著書に『巨流アマゾンを遡れ』『異国トーキョー漂流記』『ミャンマーの柳生一族』『アヘン王国潜入記』『アジア新聞屋台村』『腰痛探検家』『辺境中毒!』(以上集英社文庫)ほか、『西南シルクロードは密林に消える』(講談社文庫)『世にも奇妙なマラソン大会』(本の雑誌社)、『イスラム飲酒紀行』(扶桑社)など多数。『ワセダ三畳青春記』(集英社文庫)で第一回酒飲み書店員大賞受賞。

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