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辻仁成(つじ ひとなり)
定価 各巻本体1700円+税
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ハワイに住む日系四世の青年ケインは、小説家を目指している。彼の祖父ロバートは日系二世であり、第二次世界大戦の欧州戦線で勇名を馳せた日系アメリカ人部隊(442部隊)の兵士だった。苛烈な戦争と向き合った日系二世から日系四世まで、日米欧の境界線を越え、1940年代と現代が交錯しながら展開する、壮大な物語。



著者情報
辻仁成(つじ ひとなり)

辻仁成/東京都生まれ。1989年、「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家・詩人・ミュージシャン・映画監督と幅広いジャンルで活躍している。97年、「海峡の光」で第116回芥川賞、99年、『白仏』の仏訳版Le Bouddha blancでフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を受賞。『右岸』『まちがい』ほか著書多数。

上巻までの主要登場人物
ケイン・オザキ
ハワイに住む日系四世の青年。小説家になることを目指している。
マナ・サカウエ
東京に住む若い女性。祖父の遺言を実行するためにハワイを訪れる。
ヘンリー・サカモト
ハワイの日系二世。真珠湾攻撃を目撃したのち、志願して日系アメリカ人部隊(442部隊)の兵士になり、欧州戦線で戦った。戦後、著名な上院議員となる。
ロバート・オザキ
ケインの祖父。日系二世。ヘンリーとニックの幼馴染みで、ともに442部隊の兵士として戦った。

ニック・サトー
日系二世で、ヘンリーとロバートの幼馴染み。442部隊の兵士となる。
カオル・ニシムラ
日系二世で、ヘンリーたちの幼馴染み。
ベン・オザキ
ケインの父親で日系三世。
サエ・オザキ
ケインの母親。

坂上芳人
マナの父親で日本人。編集者。
イリアナ・サカウエ
マナの母親でフランス人。
ルイーズ
マナの母方の祖母。
後藤清春
学者。火山の専門家。

レナード
ケインが勤める事務所のリーダー。
リチャード・カニンガム
第二次世界大戦時のアメリカ陸軍少尉。ヘンリーたちが所属した442部隊G中隊を率いた。
マーク・タナカ
442部隊兵士。軍曹。
バーニー・エモト
442部隊兵士。

テッド・イワマツ
442部隊兵士。
トニー・ウエマツ
442部隊兵士。
ジョン・イソエ
442部隊兵士。


読者へのメッセージ
作品の舞台となった場所 著者の取材写真より、一部を紹介します


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