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ストーリー 作者のことば プロフィール 書評 担当編集者から

作者の言葉
ジョージ・オーウェルの『一九八四年』は、世界をまったく見覚えのない場にしてしまうような壮大な破滅的激変を前提にしているが、私の想像力はごく身近な、現実に起きていたとしても不思議はない出来事に向かった――もしも1940年の大統領選挙で、ヒトラーの友人で反ユダヤ主義者のリンドバーグが、ローズヴェルトを破って大統領になっていたら……。自分の家族の視点から、現実の歴史に極力寄り添いつつ、時代の空気を私はできる限りリアルに表現したいと思った。

―フィリップ・ロス





ストーリー

プロフィール


書評
担当編集からひとこと
ロス氏が「日本でこの作品は出して欲しい」と切望した小説と、翻訳者の柴田元幸さんが「ロス氏の小説の中でもこれは是非」と思った作品が一致した結果、生まれた〝相思相愛〟の幸福な本です。7歳のロス少年の目線で描かれる国家・民族・家族、皮膚感覚で迫ってくる差別の圧力……。原作の刊行は2004年で、ブッシュ政権を批判する声が大きくなり始めた当時の政治状況と重ね合わせた読者も多かったようですが、今日の日本の状況とも無縁ではないと感じさせる、迫力と普遍性を持っている小説だと思います。ロスの最高傑作とも評される歴史改変小説を、柴田さんの名訳で是非ご堪能ください。(担当K) 







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