RENZABURO あらすじ 著者紹介 書評、インタビュー他
櫛挽道守
四六判ハードカバー 376頁
定価:1,600円(本体)+税
装丁:櫻井 久(櫻井事務所)
装画:クサナギシンペイ

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あらすじ
幕末、木曽山中。黒船来航や大獄など、中山道の宿場町・藪原にも街道伝いに時代の足音が聞こえ始めていた。
一帯の名産である「お六櫛」職人の吾助は、神業と呼ばれる腕前を持ち、その長女・登瀬は幼い頃から櫛挽に魅せられてきた。
ある夏、一家の跡継ぎであった長男の直助が急逝。平穏だった一家はそれをきっかけに軋みだす。母の松枝は憔悴し、苦しみを誤魔化すかのように娘二人に女の幸せを説く。父は何もなかったかのように櫛を挽き続け、妹の喜和はそんな両親から目を背けて村の外に幸せを求めていく。
十八歳を迎えた登瀬のもとに、問屋の主人から大地主の家との縁談が持ち込まれるが、櫛挽にのめりこむ娘の姿を知る父が待ったをかける。一家への風当たりが強まる中で、登瀬は自身の道を定め、ひたむきに歩き始める。
江戸で修業した弟弟子・実幸への反発、直助の幼なじみ・源次との出会いと別れ……。家族とはなにか、女性にとっての幸せはどこにあるのか。一心に歩み続けた道の先に深く静かな感動が広がる長編時代小説。





著者紹介
木内 昇
1967年生まれ。東京都出身。中央大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。2009年、第2回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。2011年、『漂砂のうたう』で第144回直木三十五賞を受賞。2014年、『櫛挽道守』で第9回中央公論文芸賞を受賞。他の著書に『新選組裏表録 地虫鳴く』『茗荷谷の猫』『浮世女房洒落日記』『笑い三年、泣き三月。』『ある男』などがある。




書評、インタビュー他
2014年8月10日読売新聞 読書委員が選ぶ「夏休みの一冊」/評・よみうり堂店主
2014年7月27日信濃毎日新聞 2014夏休みの一冊/評・岸本葉子氏
2014年5月20日ku:nel 7月号 インタビュー
2014年5月17日福島民報 県内の本屋さん今週のいちおし/鹿島ブックセンター 鈴木順子氏
2014年3月25日クロワッサン4月10日号 著者インタビュー
2014年2月20日pumpkin3月号 著者インタビュー
2014年2月15日新刊ニュース3月号 書評/松田哲夫氏
2014年2月11日読売新聞 エンターテインメント小説月評
2014年2月2日 朝日新聞 著者インタビュー
2014年1月27日公明新聞 書評/平田俊子氏
2014年1月26日日経新聞 書評/松田哲夫氏
2014年1月24日週刊ポスト 著者インタビュー
2014年1月23日東京新聞 著者インタビュー
  週刊新潮 書評/吉江美香氏
2014年1月15日pen 2月1日号 書評
2014年1月11日HERS2月号 著者インタビュー
2014年1月5日 産経新聞 書評/細谷正充氏
2013年12月17日東京新聞 書評/清原康正氏
2013年12月8日SANKEI EXPRESS 著者インタビュー
2013年11月20日青春と読書12月号 対談/浅田次郎氏×木内昇氏







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