『皇后ジョゼフィーヌのおいしい人生』藤本ひとみ
定価:1,600円(本体)+税 5月26日発売
華麗な中世のフランスロマンを描き続けている藤本ひとみさんが
						今作の主人公に選んだのがジョゼフィーヌ。
						知らない人も多いかと思いますが、
						あのナポレオン・ボナパルトの妻であった女性です。
						妻であった、とは、過去のこと。
						子が産まれないという理由でナポレオンから離婚されました。
						が、なんと、ジョゼフィーヌは離婚後も「皇后」であり続けたのです。
						というと、なんだか強欲でしたたかな女、というイメージがありますが、
						(ある意味、強欲ではありますが)、
						藤本さんの描くジョゼフィーヌは、なんだかとてもかわいいのです!
恋もしたい!
						お金も欲しい!
						名誉も欲しい!
						若さも失いたくない!
						美貌も手に入れたい!
						もちろん、愛も欲しい!
						欲しい!
						欲しい!
						欲しい!
「ちょっとは、我慢せ~や! われぇ!」とつい突っ込みも入れたくなりますが、
						そこは貴族の中の貴族! こんな風に自分の欲望に正直になれるジョゼフィーヌが
						なんだかとても愛らしくて、羨ましも感じてくるから不思議です。
						一度でいいから(笑)、こんな人生、味わってみたくなるかも! です。
(編集E)
						



