『恋愛嫌い』平安寿子
定価:1,500円(本体)+税 10月24日発売
3つ以上あてはまった方は、「アンチ恋愛」症候群の疑いが!
情熱不足型、独り身謳歌型、誤解招き型、美人なのにモテない型……。
そんな、恋愛に不向きな、いわば「アンチ恋愛」な女性たちが、ものすごくリアルに(そう、痛いほどリアルに!)描かれているのが、平安寿子さんの最新連作短編集『恋愛嫌い』です。
「適齢期」が風化して、女性の自由な生き方を推奨されればされるほど、現代の女子たちは、なにやら複雑な迷路に迷いこみがち。
彼女たちの歯に衣着せぬ本音トークは、痛快で笑えるやら、リアルすぎて切ないやら、さながら日本版「セックス・アンド・ザ・シティ」のようなのです。
上記のアンチ恋愛診断で「他人事じゃないぞ」とヒヤリとした人、「“婚活”、やっぱりしなきゃダメ……?」と若干の焦りを感じている人、重厚なミステリーもベタな純愛小説も気分じゃない、という人……そんなあなたの心に寄り添うこと間違いなしの、「アンチ恋愛」小説。女子の本音全開のブラックな負け犬小説かと思いきや、実は彼女達の“恋愛嫌い”の行く末が、最後にじんわり勇気と希望をくれるのです。
カバーの絵は、独身女子の実態を描いて大人気の漫画『臨死!!江古田ちゃん』の作者、瀧波ユカリ氏が描いてくださいました~!
(編集W)