『赤と白』櫛木理宇
定価:1,300円(本体)+税 3月5日発売
第25回小説すばる新人賞対談
櫛木理宇『赤と白』
冷血的根性!!
飴村行×櫛木理宇
新潟の雪深い町で暮らす、高校生の小柚子と弥子。明るく振る舞う陰で、二人はそれぞれの事情を抱えていた。そんな折、小学生の頃に転校していった同級生・京香が現れ……。
3月5日発売の第25回小説すばる新人賞受賞作『赤と白』は、昨年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞読者賞も受賞した、櫛木理宇さんによる少女たちの閉塞感と悲劇を描いた作品です。ホラー小説大賞の先輩・飴村行さんをお招きし、受賞者の櫛木さんとお話しいただきました。
雪に囲まれて鬱屈する少女たち
ふたつの賞を一気に受賞!
B級ホラー映画の面白さとは
西村寿行作品に通じる 破滅の美学
構成=山本圭子/撮影=chihiro.
※「青春と読書」3月号より転載
あめむら・こう●1969年福島県生まれ。2008年『粘膜人間』で第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞しデビュー。著書に『粘膜蜥蜴』(日本推理作家協会賞〔長編及び連作短編集部門〕)『粘膜兄弟』『爛れた闇の帝国』等。現在、集英社WEB文芸RENZABUROにて「ジムグリ」を連載中。
くしき・りう●1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞読者賞を、『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞。近著に『ホーンテッド・キャンパス幽霊たちとチョコレート』がある。