『警察(サツ)回りの夏』著者:堂場瞬一
定価:1,800円(本体)+税 9月26日発売
警察小説の旗手、堂場瞬一さん待望の書き下ろし長編が登場です!
主人公は全国紙の「日本新報」甲府支局に勤務する若手記者・南康介。早く東京本社に異動したいという焦りと野心を抱えている事件担当記者、通称「警察(サツ)回り」です。
ある夏、甲府市内の団地で幼い子ども二人が殺される事件が発生。盗みの形跡はなく、同居していた母親が行方不明に。「虐待の末の殺人では」と報道が過熱、被害者の祖父が自殺を図る。世間のムードは母親叩きからマスコミ叩きへと一変――。
精力的に取材を続けていた南は、警察内部からのリークで事件の重要情報を入手します。ついに手にした特ダネは、東京本社への異動を約束するものに見えましたが、そこには大きな罠が待ち受けていて……。
事件の真相はどこにあるのか? 南は罠から脱却することができるのか? そして報道の使命とは何か? 現代社会に大きな問いを投げかける、渾身の書き下ろし事件小説です。
(担当I・H)