祖母が遺した宝石、永遠に死なない男の都市伝説、本が消えた未来…。
過去・現在・未来を自在に結ぶ、小林エリカの最新作。
定価:1,300円(本体)+税 4月5日発売
推薦コメント:
「無垢すぎて奇妙な眼差しが、私たちを、世界を、真摯に解剖していく。
その純粋な残酷さに強く惹きつけられる」
――村田沙耶香氏(作家)
作家でありマンガ家としても活躍する、小林エリカさんの最新小説集『彼女は鏡の中を覗きこむ』が刊行されました。小説作品は、芥川賞にノミネートされた前作『マダム・キュリーと朝食を』(集英社)から3年ぶりの刊行となります。
祖母が遺した宝石を身に着けて、祖母の過去の体験を夢に見る孫娘の物語「宝石」、
紙の本がなくなった未来を描く「燃える本の話」、
原子力の歴史と、ひとりの女性の個人史が交わる「日出ずる」、
時空を越えて娘の体験と母の記憶が重なりあう「シー」。
類まれな想像力と遥かな時間軸で描かれる、全四編の小説集です。
ぜひご一読ください。
担当編集:AT