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担当編集のテマエミソ新刊案内

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孤島の祈り

  • 紙の本

運は尽きた。ペンギンも喰らった。南極近くの無人島に取り残された夫婦の運命は?
自らの人生観を試される、迫真のサバイバル小説『孤島の祈り』発売!

定価:2,000円(本体)+税 2月5日発売

『予想外の展開に、あなたはきっと絶句する』唯川恵
『おそろしいほど細部がリアル。心理描写も現実のよう』角幡唯介

楽天家のリュドヴィックと、慎重派のルイーズ。
冒険の船旅に出た若い夫婦は、パタゴニア南の無人島を訪れる。氷河や動物たちの絶景はふたりを魅了した。突然の嵐が、彼らの船と希望を奪い去るまでは――
ペンギン達を捕獲して喰らう極限の日々。明日の見えない漂流生活は、彼らの身体と心を蝕んでいく。二人は信頼と絆を失っていく……。
レースでの単独ヨット世界一周を女性で初めて達成した海洋冒険家が、人間の脆弱な生と愛を描く。フランスでベストセラーとなった、驚愕のサバイバル小説。

多くの漂流小説では、肉体的な限界と精神的な限界、両方が描かれます。本書ではそれが「もしそれが愛し合う夫婦だったら?」というもの。生と死を分かつような極限の状況下に置かれた普通の夫婦は、何をするのか、何を思うのか。
ぜひ“自分だったらどうするか“考えながら、読んでいただければ幸いです。

(担当編集K・S)


【全国の書店員の皆さまより】
「大自然と対峙した人間はなんと小さな存在なのだろう……。圧倒的な絶望の闇の中で我々は何ができるのか? “衝撃”という言葉では軽すぎる、未知なる読書体験を約束する驚異の一冊だ!!」三省堂書店営業企画室 内田剛さん

「まさに迫真の極限小説。冒険家の著者だからこそ描けた、現代版ロビンソン・クルーソー」大垣書店高槻店 井上哲也さん

「気を付けないと、読んでいるほうも追い詰められる」ジュンク堂書店西宮店 水口真佐美さん

「人間の嘘偽りのない反応は、ちょっとトラウマになりそうでした」喜久屋書店阿倍野店 市岡陽子さん

称賛と批判、どちらの感想も聞いてみたい、考えさせられる作品でした」本のがんこ堂野洲店 原口結希子さん

「ペンギンやアザラシを殺して喰らうサバイバル生活には度肝を抜かれました。でももっと驚いたのはラストの展開。人間はちっぽけだけど、したたかな生き物ですね」鹿島ブックセンター 鈴木順子さん

「自分ならどうする?どうなる? ルイーズを見守りながらラストを迎えました。これから何か新しいことを始めよう、自分を見つめ直そうと第一歩を進もうとする方々にお薦めしたい一冊です!!」丸善名古屋本店 竹腰香里さん



著者について
イザベル・オティシエ Isabelle Autissier
1956年パリ生まれの海洋冒険家、作家。90~91年、世界一周ヨットレースの最高峰『BOCチャレンジ』で7位、同時に女性で初めてレースにおける単独ヨット世界一周を果たす。その後も科学調査や環境保全活動など様々な分野で活躍し、功績を認められてレジオンドヌール勲章オフィシエを受勲。現在はWWFフランスの会長も務めている。またエッセイや小説、自伝などを執筆し、本書は3作目の小説にあたる。
海上で2度の遭難経験がある。



訳者について
橘明美 たちばな・あけみ
1958年東京生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。英語・フランス語翻訳家。訳書にピエール・ルメートル『その女アレックス』(文春文庫)及び同シリーズ、ジョエル・ディケール『ハリー・クバート事件』上・下(創元推理文庫)など多数。




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