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宮本輝 全短篇(上)(下)

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『宮本輝 全短篇(上)(下)』宮本輝

上巻 定価:2,500円(本体)+税・下巻 定価:2,500円(本体)+税 11月26日発売

1947年生まれの宮本輝さんは、今春3月8日に還暦を迎えました。1977年『泥の河』で太宰治賞、翌年『螢川』で芥川賞を受賞して作家デビューしてから、今年は作家生活30年の節目の年にあたります。それを記念して、代表作から単行本未収録の「スワートの男」まで、短篇作品39編すべてをおさめたこの本は〈宮本文学のエッセンスが凝縮したミニマム全集〉のようなものといってもいいかもしれません。

人の世の哀歓を豊かな人物造形と、詩情あふれる文章で読者を魅了する、小説の名手の短編小説の醍醐味をたっぷりとお楽しみください。

装画は『青が散る』のカバー以来、幾度も宮本作品の装丁でお馴染みの有元利夫さん。今回はタブローではなく、短篇小説に合わせて版画を使用しています。製本も「継ぎ表紙」にしていますので、カバーをはずして、とくと本の手触りを味わってください。

『「水だと思って飲んだら血だった」と感じさせるような小説を書きたいと願い続けてきた』と下巻のあとがきにありますが、中身もかたちも風味絶佳な美装愛蔵本をお届けします。

雑誌『エクラ』創刊号から小説『水のかたち』の連載も始まりました。東京の下町を舞台にした40代~50代のエクラ世代が主人公。人生の秋を迎えた女性たちが、それぞれの生き方を模索して、前向きに生きる。宮本さんの意欲作品です! こちらもどうぞご覧ください!
(編集M)


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