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担当編集のテマエミソ新刊案内

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旅屋おかえり

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『旅屋おかえり』著者:原田マハ

定価:1,400円(本体)+税 4月26日発売

 名画の真贋に迫るアートミステリー『楽園のカンヴァス』で脚光を集めている原田さん。次はどんな作品を?と注目している方も多いかと思います。そんな期待をいい意味で大幅に&上向きに裏切るのが、この『旅屋おかえり』です!

 主人公は売れないタレント「おかえり」こと丘えりか、32歳。高校の修学旅行でよろずやプロの萬鉄壁社長(元プロボクサー!)にスカウトされてアイドルデビューするものの、鳴かず飛ばず……。今や唯一のレギュラーが旅とグルメ番組「ちょびっとちょびっ旅」のレポーター役だけ。さらに追い討ちをかけるように、番組の打ち切りが決定。

 そんな崖っぷちタレントのおかえりのもとに、ある華道家元の奥様がやってきます。病気で入院生活を続ける娘に代わって、おかえりさんに旅に出てほしい。その様子を娘に報告してやってほしい、と。

 最初は戸惑ったおかえりでしたが、病床にある華道家の娘・真与さんのリクエストを実現するため、前代未聞の「旅代理人」として春の角館へ出発します。かつて、真与さんが願ったけれども叶わなかった「青空の下、満開のしだれ桜を見る」ために。さて、旅の成否はいかに――。

 その後も様々な事情を抱えた依頼人が登場し、おかえりは本格的に旅屋を始めます。笑いあり、涙あり、そして旅心をたっぷりとくすぐられること請け合いの「読むサプリメント」。おかえりの旅は、あなたの人生も変えていくはず。ぜひご一読ください!

(編集I)


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