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担当編集のテマエミソ新刊案内

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天使の柩(ひつぎ)

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『天使の柩(ひつぎ)』著者:村山由佳

定価:1,500円(本体)+税 11月5日発売

 その切ない純愛に200万人が涙した、村山由佳さんの「天使シリーズ」――小説すばる新人賞受賞作であり、村山さんのデビュー作でもある『天使の卵』。直木賞受賞後第一作となった『天使の梯子』、そして『ヘヴンリー・ブルー』――の最新作にして完結編がついに誕生です。『天使の卵』から15年後に、今作は幕を開きます。

 主人公は、望まれない子どもとして育ち、家にも学校にも居場所がないまま、自分を愛せずにいる14歳の少女・茉莉。
 ある日、公園で襲われている猫を助けようとして、画家の歩太と出会います。かつて最愛の人・春妃(はるひ)を亡くし、心に癒えない傷を抱え続けてきた歩太は34歳に。

 偶然に出会った二人は、お互いの傷ついた魂が惹かれあっていくかのように、少しずつ距離を近づけていきます。歩太、そして彼の友人の夏姫(なつき)や慎一との出会いに、初めて心安らぐ居場所を手にした茉莉でしたが、二人の幸福な時間はある事件によって大きく歪められ――。

 いくつもの苦しみ、悲しみの果てに圧倒的な幸福感が身を包む、究極のラヴ・ストーリーです。

 シリーズを初めて読むという方も、今作からすぐにお読みいただけます。ぜひそこから『卵』『梯子』『ブルー』へと手を伸ばしていただけましたら幸いです。

(担当I・H)


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