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慈雨

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退職した警察官が真実を追う! 日本推理作家協会賞受賞作家・柚月裕子の渾身の長編ミステリー『慈雨』

定価:1,600円(本体)+税 10月26日発売

 警察官を定年退職した神場智則(じんば・とものり)は、妻の香代子とお遍路の旅に出た。42年間の警察官人生で、自らが関わった事件の被害者を弔うための旅だった。その途中、神場は幼女殺害事件の発生を知り、動揺する。16年前、自らも捜査に加わり、犯人逮捕に至った事件と酷似していたのだ。神場の心に深い傷と悔恨を残した事件に――。

 かつての部下を通して捜査に関わり始めた神場は、消せない過去と向き合い始める。「自分の人生に、後悔を抱いていない人は少ないと思います。過去に過ちを犯し、大きな後悔を抱えてきた人間が、どう生き直すのか、それを書きたかった」と語る著者。過去と向き合い、自分と向き合い、正義とは何かを問いかけ続ける神場が、やがて手にする事件の真相とは……。

 日本推理作家協会賞受賞作家が放つ、渾身の長編ミステリー。ずっしりした読み応えと、落涙を保証する、この秋必読の一冊です!

(担当Y.K)




柚月裕子さん柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)
1968年岩手県生まれ。山形県在住。2007年「待ち人」で山新文学賞入選・天賞受賞。08年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。著書に『最後の証人』『検事の死命』『パレートの誤算』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』など。


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