両親の老いに直面する家族の姿を描いた桜木紫乃さんの長編小説『家族じまい』が、第15回中央公論文芸賞を受賞しました。

中央公論文芸賞公式サイト https://www.chuko.co.jp/aword/chukou/

「どうやったらこんな一行が書けるんだろう」と唸る文章が、

随所に、あくまでさりげなく配される。文字通りの「文芸」。

小説の素晴らしさとはこういうことかと、励まされ、胸が熱くなった。

――村山由佳(作家)

受賞を受け、さらなる重版(4刷)が決定! ぜひご一読ください。

家族じまい

家族じまい

著者:桜木 紫乃

2020年06月05日発売

「ママがね、ボケちゃったみたいなんだよ」
突然かかってきた、妹からの電話。認知症の母と、かつて横暴だった父。両親の老いに戸惑う姉妹。
別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。

ISBN:978-4-08-771714-3

定価:本体1,600円+税