【新連載】
米澤穂信「栞と嘘の季節」
本誌掲載のヒット作「本と鍵の季節」の続編が待望のスタート。
高校二年、図書委員の堀川と松倉が帰ってくる!

【インタビュー】
本誌掲載作『黄金旅程』単行本刊行記念 馳星周「❝人馬一体❞で成り立つ、美しき競馬の世界」
馬産地で有名な北海道浦河町出身の馳星周さん。
直木賞受賞第一作となる本作は、故郷の浦河を舞台にした人と馬の物語。
生産者、馬主、厩務員、調教師、装蹄師、騎手――、
一頭の競走馬に未来を託した人々の生きざまを描くなかで、
馳さんが伝えたかった競馬の世界の光と闇とは。

【インタビュー】
新刊『山亭ミアキス』単行本刊行記念 古内一絵「理不尽さに抗う力を描く」
今年、作家デビュー十周年を迎えた古内一絵さん。
弱者に温かく寄り添う数々の作品は、これまで多くの読者の心を救ってきました。
十周年の締めくくりとなる最新刊は、初のダークファンタジー。
妖しげな宿屋「山亭ミアキス」を舞台に繰り広げられる、
切なくも愛に溢れた物語の裏側をお伺いしました。

【読切短編】
相川英輔「アレロパシー」
希死念慮に囚われた元OLの美砂。
自殺未遂をきっかけに、志願者たちを獲物にしたある仕事に手を染めていくが――。

【読切短編】
大橋崇行「櫻花燈籠」
蔵書整理の依頼を受けた大学教授と司書は、とある病院の地下書庫に向かう。そこには何か、悍ましいものが渦巻いていて……。

【読切短編】
矢樹純「紅邑幸福研究所 しあわせ相談員の推考」
生活保護受給者との行き違いがきっかけで、ケースワーカーの職を辞めざるを得なくなった梢。憧れの紅邑先生のもとで働くことになるはずが……。

【カバーデザインリニューアル!】
今月号から表紙+目次+扉イラストはヒダカナオトさんのイラストでリニューアルしました。小説すばるオリジナルキャラクターのスーバルもよろしくね!

(左から)スーとバル  illustration by Naoto Hidaka

連載小説、インタビュー、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。