【対談】
Netflix映画「桜のような僕の恋人」公開記念 カラーページ付き
宇山佳佑×中島健人(Sexy Zone)「『物語』に恋するとき」
中島さんは、主演することが決定する以前から原作の大ファン。この対談のために私物の原作本を持ってきてくれた中島さんに、実は宇山さんも運命を感じていて……⁉ 映画への愛、原作への愛、エンタメへの愛。お二人にたくさんの愛のこと、語っていただきました。

【読切短編】
新川帆立「自家醸造の女」
戦後、禁酒法が施行された日本では、その反動から家庭でお酒を造ることが❝伝統❞となっていた。万里子は、養父のためにお神酒を作ることになるが……。

【シリーズ連載】
京極夏彦「書楼弔堂 探書拾漆 予兆
人間が古くったって、時代は進むんだ――利吉に連れられ、進歩していく街を歩く弥蔵は、弔堂を知る一人の若者と出会う。

【特集:メタバース最前線】
「meta」と「universe」の合成語であるメタバース。それは私たちに新しい可能性を提示する、別次元の世界。その現在について、SFを通して掘り下げます。

対談/藤井太洋×加藤直人(クラスター株式会社CEO)「メタバースを読む、メタバースをつくる」
VRをはじめ様々な先端テクノロジーを作中で描いてきた藤井太洋さんと、注目の起業家で四月に『メタバース さよならアトムの時代』を刊行する加藤直人さん。フィクションとビジネスの両面で<メタバース>という概念のコアに迫ります。

小説/麦原遼「あべこべブレイク」
拡張現実により現実は編集して見る時代に。現実と虚像を重ね合わせて見ることが「性癖」である立華は、大切な相手との関係に悩み……。

小説/吉羽善「ます」
仮想空間の高校に通うSは、除霊師の仲介業をして小遣い稼ぎをしていた。今や当たり前になった「メタバースの幽霊」。同級生からの依頼を受け、幽霊を祓う現場に同行するSだが……。

小説/藍銅ツバメ「Niraya」
自らの身が焼け、激しい痛みに駆られても、彼は声を発しない――罪人・嵯峨はその刑期の中で、「メタバースの地獄」での更生プログラムを受けていた。日本ファンタジーノベル大賞受賞の俊英が送る、至高のメタバースSF。

ワークショップ/企画者・榛見あきる アドバイザー・加藤直人
創作会議「『メタバースSF』からはるか未来をみよう」
「メタバース」という言葉の発端から、その概念を押し広げてきたSF。
令和の今、あらためてSFを通してメタバースを考えると、どんな作品が生まれるのでしょうか。
今回はクラスター社CEOの加藤直人さんとSF作家の榛見あきるさんのお二人に、「メタバースの○○」をテーマに創作会議をしていただきました。

【連作中編】
周防柳「好色五人女別伝 おまん源五兵衛、または、お小夜西鶴
薬売りの山善が集めた話をネタに、新作に取りかかる西鶴。『好色五人女』誕生の裏に秘められた過去の傷痕とは――。

【インタビュー】
『雷轟と猫』刊行記念 藤原七瀬「「ただの反抗期」で片づけられたくない」
登録者数23万人の人気チャンネル「ナナオは立派なユーチューバー」を運営する現役大学生YouTuber、ナナオこと藤原七瀬さん。初出版の小説『雷轟と猫』では、家族に対し、歪で不器用な居心地の悪さを感じる高校生、「藤原七瀬」を描いています。YouTubeではめくるめくスピードで語りまくる藤原さんですが、リモートで行われた本インタビューでは、静かに、ときに控えめに笑いながら、言葉をじっくり選んで話す姿が印象的。そんな藤原さんに、初小説のお話やYouTubeのこと、伺ってみました。

【漫画】
増田こうすけ「ギャグマンガ家めざし日和」特別編!

連載小説、インタビュー、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。