小説すばる4月号、好評発売中です!
2025年03月17日更新

【新連載】
道尾秀介「I 」 第一回 ゲオスミン Geosmin [ʤiˈɒzmɪn]
ホームレスの野宮と知り合った田釜は、元刑事であったという野宮が語る幾つかの話に耳を傾ける。
田釜も、野宮も、何かを抱えていた。
前作『N』を超える、新たな小説体験をご堪能ください。
【新連載】
永原 皓「あの日の星を抱く」
小説すばる新人賞出身作家が満を持して贈るスリル満載のお仕事エンタメ!
若くして最高Sランクのロシア語通訳者・早瀬真音が依頼されたのは、記者の父が生前手にした機密情報の調査だった……。
【読切短編】
逢崎 遊「今の傷痕、昔の傷痕」
沖縄の便利屋で働く零司は、同い年で「できやー」の大学出身の高瀬さんの部屋を片付ける依頼を受ける。
それをきっかけに、自分が中卒であることが気になり始め……。
【連作中編】
倉田タカシ「タフな狩り」
襲撃された〈港湾〉を離脱し、谷たちはカピバラの案内で「安全な場所」へ――。
〈工場〉と化した日本で、雇われ、狩り、そして立ち上がる人々を描く、最終章。ついに完結!
【『カット・イン/カット・アウト』刊行記念対談】
松井玲奈×鴻上尚史(作家・演出家)「書くことは、心のメンテナンス」
二〇一九年に小説家デビューを果たし、以降、俳優業と執筆活動と二つの創作の現場に身を置いてきた松井玲奈さん。
自らも俳優として携わる演劇界を舞台に、そこで葛藤し、自らの道を模索する人たちの光と影を浮かび上がらせました。
表現者として抱く「本音」を、かつて俳優・松井玲奈を導き、書き手としての彼女にも大きな期待を寄せる作家・演出家の鴻上尚史さんとの対話からひもときます。
【インタビュー連載「注目の星」】
町田そのこ「挑戦のなかで、愛をさぐり続ける」
本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』をはじめ「家族」「愛」をテーマに多くの作品を発表してきた町田そのこさん。
その最新作『月とアマリリス』は事件記者を主人公とした初のサスペンス作品です。
新たな挑戦のなかでつかんだもの、そして変わらず描き続けたことについて、たっぷり伺います。
【第38回小説すばる新人賞】
募集要項はhttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/sinjinsyo/をご覧下さい。ご応募をお待ちしております。
連載小説、インタビュー、対談、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。
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情熱
桜木柴乃
直木賞受賞作『ホテルローヤル』、中央公論文芸賞受賞作『家族じまい』に連なる、生き惑う大人たちの物語。