【新連載】
花村萬月「全裸の山」
男は、自身の肉体を鏡に映し、完璧なる美しさに、今日も陶酔していた。
女は、男の前に現れ、その美を求めた。
小説すばる新人賞出身のレジェンド、花村萬月が贈る超次元的恋愛小説。

【新連載】
堂場瞬一「絶遠の春」
長きにわたる経営改善の努力も虚しく、業界から姿を消した全国紙・日本新報。
新聞記者・南康祐が踏み出す新たな一歩とは?
警察サツ回りの夏』『蛮政の秋』『社長室の冬』に続く、<メディア〉シリーズ、真の完結編!

【『なつうぐいす』刊行記念対談】
赤神 諒×後藤勝徳(一般社団法人歴史新大陸 代表理事)「史実と創作が紡ぐ、もう一つの幕末物語」
『夏鶯』の主人公・滝田蓮三郎のモデルとなった幕末の武士・瀧善三郎。
彼の生涯をめぐり、赤神諒さんと、善三郎の顕彰活動や舞台化に取り組む
後藤さんに熱く語り合っていただきました。
史実と創作の間で生まれた物語の魅力、そして現代に伝えたい「希望」とは――。

【『ウロボロスの』刊行記念インタビュー』
小池真理子「“永遠”を描く心理小説」
始まりが終わりに、終わりが始まりになる。
永遠に円環が続くウロボロスのように、人間の幸福と不幸は、ただくりかえされるものなのかもしれない。
運命の不条理に翻弄される三人の男女の心の動きに焦点を当てた、三年ぶりの長編『ウロボロスの環』にこめた思いを、心理小説の名手である小池真理子さんに聞いた。

【第38回 小説すばる新人賞 決定発表 受賞の言葉】
●受賞作
「ギアをあげた日」平石さなぎ (平石 蛹 改名)
受賞作の抄録および選考委員選評は、小説すばる2025年12月号(11/17発売予定)に掲載いたします。

【第39回小説すばる新人賞】
募集要項はhttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/sinjinsyo/をご覧下さい。ご応募をお待ちしております。

【第38回 柴田錬三郎賞速報】
●受賞作
松井今朝子『いちじょうの夢と消え』(文藝春秋刊)
受賞の言葉、選考委員選評は、小説すばる2025年12月号(11/17発売予定)に掲載いたします。

【インタビュー連載「注目の星」】
森 絵都「民主主義とは何かを問い直す」
一九四六年十一月、東京・下落合。
民主化が遅々として進まないことに焦ったGHQは、四人の日本人女性に“民主主義のレッスン”を行うことに。
自由と平等を掲げるアメリカン・デモクラシーの精神と、旧来の規律や調和を尊ぶ日本人は果たして融合するのか。
現代に繋がるさまざまな問いがちりばめられた本作に、森さんが込めた想いを伺いました。

連載小説、インタビュー、対談、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。