担当編集より

平山夢明、空前絶後の脳捻転お小説!

7月5日(金)、平山夢明さんの『あむんぜん』が発売となりました。2013年から2018年までの間に集英社文芸WEBサイト「レンザブロー」に掲載した6編を収録する、最新短編集です。

☆あの日、営業先で浴びせられる罵倒や愚痴に疲れ果てたチンイチは動物園を訪れたが…気づくと、尻に強烈な違和感と痛みが。なぜ、自分はチンパンジーに犯されているのだろうか——「GangBang The Chimpanzee」
△〈あむんぜんの頭の中身を見てみよう〉と、アックンに云われたのは体育祭が終わってすぐのことだった——「あむんぜん」
◇“一発ウンゲロってみるか?”“うんげろって、なんですか?”——「千々石ミゲルと殺し屋バイブ」
○集められた大量の黄色い液体。ヤク中の小便を集めてシャブを取り出す“シャブのリサイクル”に奮闘するキクチ君の物語——「あんにゅい野郎のおぬるい壁」
□ぽんこつ刑事の四票とエリート捜査官・おつう。難事件をブルーシートの中で解決するおつうの秘密の捜査方法とは——「報恩捜査官夕鶴」
▽アイドルヲタク・サブローが、己のすべてを懸けて“ヤブサカ69”の治安維持活動に励む!——「ヲタポリス」

“くだらなさ”を積み重ねた先に待ち受ける、他では味わうことのできない強烈なインパクト。
この物語が絶望か、希望かは、読み手によって変わります。
ぜひご一読ください!