担当編集より

不動産売買を餌に、莫大な金を騙し取る詐欺師「地面師」。
その組織的犯罪を圧倒的なリアリティーで描いた、新時代のクライムノベル!

2012年、ブラック企業の不動産営業マンを描いた『狭小邸宅』で第36回すばる文学賞を受賞した著者は、以降、マルチ商法を題材にした『ニューカルマ』、大麻の売人の破滅を描いた『サーラレーオ』など、現代社会の闇を描き続けてきました。
そしてデビューから7年を経て、著者の代表作ともいえる作品が刊行となります。
超弩級のエンタメ作品『地面師たち』は、膨大な取材に基づき、地面師の組織的犯罪と、その素顔を暴いた小説です。
「地面師」という言葉をニュース等で知っている人もいるかと思いますが、その犯罪の手口など、具体的には知らない人が多いかと思います。本書ではその騙しのテクニックを惜しげもなく開帳しています。
フィクション小説としても楽しめますが、土地持ち、物件所有者、不動産関係の方々は本書を読んで、騙されないよう勉強されてみては如何でしょう。

書店員さんから驚嘆の声が届いています。

正に〈リアルフィクション〉の傑作!
読者をハラハラドキドキさせる超一流のエンターテインメントとしても秀逸である。

(大垣書店豊中緑丘店 井上哲也さん)

綿密な計画とそこに吹き込むすきま風のようなアクシデント。読み始めたらもう止まらない。ページを追うたびに捲る手が早くなっていくようだ。

(ブックマルシェ津田沼店 渡邊森夫さん)

綺麗事にウンザリした大人の読者よ、さあ、度数キツめのアルコールとともに、深夜一気読みだ。令和クライムノベルNo.1。驚け。

(ブックデポ書楽 長谷川雅樹さん)

刊行を記念してPV動画をアップしました。是非ご覧下さい。

noteで一部試し読みもできます。こちらでも動画が見れます。