内容紹介
「女優の子供って大変なんですか?想像もできない人生です」
小劇団を主宰する私は、昭和を代表する女優のひとり息子として生まれた。
大女優である実の母との葛藤を胸に、〈母への復讐の物語〉を演出する──。
テレビ、映画で活躍する著者による、10年ぶりの最新長編小説。
「小学校一年、初めての登校日、学校中から「ジョユー」と呼ばれたときに、自分を可愛がってくれているのは母ではなく「ジョユー」という生き物なのだと知った。幼い私にとっては酷く恐ろしいことであった。
その「ジョユー」という生き物と、私は初めて同じステージで対峙する」(本文より)
プロフィール
-
大鶴 義丹 (おおつる・ぎたん)
1968年4月東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科中退。
小説家、俳優、映画監督。学生時代に俳優としてデビュー後、
1990年『スプラッシュ』で第14回すばる文学賞を受賞。
1995年『となりのボブ・マーリィ』で映画監督としての活動も開始する。
主な小説作品に『湾岸馬賊』『ずっと夜だったらいいのにね』
『東京亜熱帯』『その役、あて書き』などがある。
大鶴義丹のインタビュー&対談
『女優』試し読み
新着コンテンツ
-
インタビュー・対談2024年04月20日インタビュー・対談2024年04月20日
青羽 悠「大学生活を送りながら書いた、 リアルタイムな京都、大学、青春小説」
一人の青年の大学四年間を描いた青春小説。大学生活とは? 大人になることとは?
-
お知らせ2024年04月17日お知らせ2024年04月17日
小説すばる5月号、好評発売中です!
注目は赤神諒さんと宇佐美まことさんの2大新連載! 本多孝好さん初の警察小説の短期集中連載も必読。
-
連載2024年04月15日連載2024年04月15日
【ネガティブ読書案内】
第29回 インベカヲリ★さん
「常識に汚染されそうになった時」
-
お知らせ2024年04月10日お知らせ2024年04月10日
『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』が2024年本屋大賞翻訳小説部門第1位を受賞!
『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』(ファン・ボルム 著 牧野美加 訳)が2024年本屋大賞翻訳小説部門第1位に決定しました!
-
お知らせ2024年04月06日お知らせ2024年04月06日
すばる5月号、好評発売中です!
注目は松田青子さんの新連載と山内マリコさんの連作小説! キム・ソヨンさん×文月悠光さん、桜庭一樹さん×かが屋のお二人の対談も必読!
-
新刊案内2024年04月05日新刊案内2024年04月05日
22歳の扉
青羽悠
小説すばる新人賞、史上最年少受賞から8年! 二十代前半の「不変」と「今」が詰まった圧倒的青春小説!