
プロフィール
-
千早 茜 (ちはや・あかね)
1979年北海道生まれ。幼少期をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作にて第37回泉鏡花文学賞を受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞。『ひきなみ』『赤い月の香り』『マリエ』食エッセイ『わるい食べもの』シリーズなど著書多数。
担当編集より
千早茜さんの長編小説『透明な夜の香り』が発売されました。
人の秘密を「香り」に変える、天才調香師の物語です。
子どもの頃に嗅いだ学校の匂い、友達が付けていた香水、好きだった人の香り…、どうしても忘れられない、記憶に残る「香り」がある人も多いのではないでしょうか。
本作では、そんな忘れがたい「香り」を、依頼人のオーダーに合わせて制作する調香師が登場します。調香師の小川朔(おがわ・さく)は、人並み外れた嗅覚を持ち、鼻で、相手の行動パターンや健康状態を一瞬にして嗅ぎ分ける天才。
森に囲まれた洋館でひっそりと香りのサロンを開いている彼のもとに、元・書店員の一香が家事手伝いのバイトとしてやってくるところから物語はスタートします。
静謐な文体と、繊細な情景描写で描かれる『透明な夜の香り』、ぜひお楽しみください。
新着コンテンツ
-
連載2025年03月21日連載2025年03月21日
ナモナキ生活はつづく
第15回:大切な存在だからこそ
20年間、自分に合う美容院を見つけられなかった寺地さんが、やっと辿り着いた境地とは。
-
インタビュー・対談2025年03月20日インタビュー・対談2025年03月20日
ファン・ボルム×三宅香帆「「読者」というアイデンティティを自覚する」
日本と韓国の“本オタク”のお二人のオンライン対談が実現!
-
お知らせ2025年03月17日お知らせ2025年03月17日
小説すばる4月号、好評発売中です!
道尾秀介さん待望の新連載『I』は、前作『N』を超える新たな小説体験! 松井玲奈さん、町田そのこさんの最新刊に寄せた対談やインタビューも。
-
連載2025年03月14日連載2025年03月14日
ナモナキ生活はつづく
第14回:わしゃ気にせんよ
忙しい毎日、片付かない部屋……。寺地さんが最近はじめた、ある解決方法とは?
-
連載2025年03月14日連載2025年03月14日
【ネガティブ読書案内】
第40回 小指さん
「気づいたら社会から孤立していた時」
-
連載2025年03月07日連載2025年03月07日
ナモナキ生活はつづく
第13回:目標は小さいほうがいい
「新年の抱負」にまつわる思い出と、目標との付き合い方について