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「憧れのライフスタイル」を追いかける力
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白河 アラフォー世代は、他の世代に比べて結構お金遣いは荒いですね。

酒井 買っちゃうほうなんでしょうね。

白河 他誌で「負け組経済 勝ち組経済」という企画があって、年棒一千万ぐらいの三十七、八前後の女性達の経済事情を調査したら、堅実にマンションを買っている人と、意外にも貯金がまったくないという人が多数いて、その二極化にすごく驚きました。

酒井 (全然貯金がないという人は)いますね、います。

白河 しかも、じゃあケリーバッグなど高価なものをかなり持ってるのかというとそうではなくて、例えば一枚一万円ぐらいのサマーニットとかを、十枚ぐらい買っている。

酒井 わかります、それ。お金が残らないんですね。

白河 そう、残らない使い方をしている。

酒井 身につまされますね。

白河 身につまされます、本当に。だからケリーバッグを持ってる人はまだいいと思うんです。あれは資産と言えますから。

酒井 それこそ、タクシーとか、イタリアンとかで使っちゃうわけですね。

白河 で、後輩に気前よくおごっちゃったりして。

酒井 一人飲みする人もいません? 四十代って。

白河 ああ。四十代ぐらいになると、お気に入りのバーがないと格好悪い、といった風潮を感じます。大人の女であれば、一人でふらっと行ける、馴染みのバー一つもっていなければ、みたいな。

酒井 そのバーの常連たちと休みの日に会ったりして。

白河 ゴルフコンペとかに行ったりするんですよね。

酒井 昔のおじさんの行動ですね。そうやって仲間や趣味が増えて、回す皿がどんどん増えていくんですね。だからあまり寂しさを感じずに生きていける。前にアラフォーの人が、映画「セックス・アンド・ザ・シティ」の公開初日に「友人たちと、おしゃれをして見に行こうと話しをしているんです」と話していてすごくびっくりしたんですけど。何か仲間とワイワイやるといった行為を楽しむ人は多いですね。

白河 「セックス・アンド・ザ・シティ」のドラマは、日本では2004年くらいにすごく流行ったみたいなのですが、その頃オープンした六本木ヒルズにハートランドという、外国人で賑わう立ち飲みバーがありまして。そこの店長をやっていた男性が、「ドラマに出ていたコスモポリタンというカクテルが山のように出たんだよ。女性はみんなあれを頼んでいた」って。

酒井 「憧れのライフスタイル」を追いかける力があるんですね。アラフォーには。
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