小説すばる5月号、好評発売中です!
2022年04月15日更新

【新連載】
新庄耕「地面師たちⅡ ファイナル・ベッツ」
戦慄の組織的計画で市場価格100億の不動産詐欺を為し遂げた、伝説の地面師・ハリソン山中が帰ってきた! 新たな「標的」は海を越えてアジア、そして世界へ――
【新章スタート】
佐藤賢一「ヒトラー 第二部」
歓声と興奮の中、狂気の時代へ突き進む人々を克明に描く問題作、新章スタート。プロパガンダの怪物・ゲッペルスが、動き出す。
【新作読切】
町田そのこ「春告草が芽吹くとき」
人気作家になった幼馴染は、派手な女性関係でテレビを騒がせている。「ぼくたち、まもりあおうね」――二十数年前、彼はわたしにそう言った。同窓会の帰り道、花の香りに交じって、過去の記憶がよみがえる。
【新作読切】
結城真一郎「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」
ビーバーイーツの配達員で生活費を稼ぐ大学生は、ある日”ゴーストレストラン”での”お使い”を引き受けることになる。それは、彼の生活に紛れ込んだ初めての”事件”で――
【新作読切】
鈴村ふみ「大銀杏がひらくまで」
相撲の世界を瑞々しい筆致で描いた『櫓太鼓がきこえる』で第33回小説すばる新人賞を受賞しデビューした鈴村ふみさん。今作も舞台は同じく角界。力士の髪を結う”床山”を目指すある少年の物語……。
【インタビュー】
『朱色の化身』刊行記念 塩田武士「虚と実の境界に存在する魔力」
緻密な取材と豊かな構想力で話題作を送り出してきた塩田武士さん。デビュー十周年で挑んだ最新作は、『罪の声』を超える圧巻のリアリズム小説となった。多角的な取材から得られた事実をもとに作り上げた物語は、フィクションとノンフィクションの見事な融合を見せている。三年の歳月をかけて生まれた渾身作の裏側を聞いた。
【インタビュー】
『生者のポエトリー』刊行記念 岩井圭也「詩人の初期衝動と小説家の使命感」
本誌に19年から少しずつ書き継がれた短編をまとめた連作短編集『生者のポエトリー』は、現代日本を舞台に、登場人物たちの人生が「詩の朗読」を通して連鎖する群像劇だ。物語の構えは一見すると”小さい”のだが、小説家としての「青春期」の終わりを告げる、飛躍作となっている。創作過程の足跡を辿った。
【新連載エッセイ】
北大路公子「キミコのよろよろ養生日記」
連載小説、インタビュー、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。
新着コンテンツ
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お知らせ2025年06月17日お知らせ2025年06月17日
小説すばる7月号、好評発売中です!
新連載はいずれも小説すばる新人賞出身の佐藤雫さん、神尾水無子さんの2本立て!
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本日開店、「スキマブックス」!!
文芸ステーションに新しい読みもののコーナー「スキマブックス」がオープンしました!
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スキマブックス2025年06月17日スキマブックス2025年06月17日
今度こそ許すまじ春野菜といんげん豆の冷製スープ事件
結城真一郎
彼氏が浮気をしているのではないかと疑った大学生は、「あるレストラン」に浮気調査を依頼するが――。
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インタビュー・対談2025年06月17日インタビュー・対談2025年06月17日
堂場瞬一「日本政治の未来をフィクションで問う」
堂場瞬一さんの通算195冊目の作品にして、実験的政治小説第二弾『ポピュリズム』の世界観を語ってもらった。
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お知らせ2025年06月16日お知らせ2025年06月16日
結城真一郎さんの『難問の多い料理店』オーディオブックが好評配信中です
結城真一郎さんのベストセラー、『難問の多い料理店』がこの度オーディオブック化されました!
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連載2025年06月15日連載2025年06月15日
【ネガティブ読書案内】
第43回 伊良刹那さん
「読書する気が起きない時」