すばる8月号、好評発売中です!
2025年07月04日更新
演劇界注目の劇作家・演出家ピンク地底人3号さんによる初の小説を掲載!
遠野遥さんによる短期集中連載「吸血鬼」は、いよいよ最終回を迎えます。
【小説】
ピンク地底人3号「カンザキさん」
演劇界注目の劇作・演出家による半自伝的な初小説! 大学卒業後の引きこもり生活を脱して、家電の配送会社に就職したノミ。パートナーに指名されたベテラン配送員・カンザキさんの無謀な要求と暴力に耐え忍ぶ日々が始まるが――。
【小説短期集中掲載 最終回】
遠野遥「吸血鬼」(4)
いよいよ最終回! 美優が報道を担当する東京オリンピックのまっただ中、美容外科医・白井のもとにかかってきた電話は救命救急センターからだった。真夜中に病院に急行するが……。
【『ティータイム』刊行記念対談】
石井遊佳×藤野可織「魂を自由にする虚構の力」
奇想の中に笑いと恐怖が溶け合う石井氏の新刊をテーマに、初対面の二人が語る。時間を行き来する小説の語りについて、読み手の想像を広げるブラックユーモアについて、子どもを描くことについて――。
【対談】
川上弘美×小澤實「句会の楽しみ――作者を裏切る面白さ」
川上弘美氏の第二句集『王将の前で待つてて』刊行を記念し俳人・小澤實氏と行われたトークを載録。二人の俳句との出会いから句会の魅力まで語り合う。「おでん」と「腸」のお題による公開句会も。
【新連載】
岡本隆司「中国怪人列伝」
長い歴史と広大な土地を持つ中国には、傑出した才能の持ち主、独裁者、権謀家など、われわれの想像を絶する「怪人」が数多く現れた。変転する時代を生きた彼らの野望や心の闇、生き様とは? 波瀾に満ちた生涯とその意味を、エピソードを交えて紹介します。
【対談連載 最終回】
小森陽一×成田龍一「大江健三郎を読む――文学と歴史の複眼的視点から」
大江は「同時代を理解するためにのみ、エッセイ・評論を書いてきた」「想像力的に考えるという態度は、つねにその根幹にあった」と書いた。対談もいよいよ大詰め、大江による小説の形ではない文章を読んでいく。
【第50回すばる文学賞】
みずみずしく意欲的な力作・秀作をお待ちしています。募集要項は http://subaru.shueisha.co.jp/bungakusho/ をご覧ください!
連載小説、対談、エッセイ、コラム等、豊富な内容で毎月6日発売です。
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新刊案内2025年12月05日
新刊案内2025年12月05日武家女人記
砂原浩太朗
娘として、母として、妻として。そして、ひとりの女性として。江戸時代、さまざまな身の上を生きる武家の女人の姿を描く傑作時代小説集。
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お知らせ2025年12月05日
お知らせ2025年12月05日すばる1月号、好評発売中です!
大特集のテーマは「共に生きる」。誰と、どこで、どうやって生きるか、様々に問いかけます。新連載は若松英輔さんと梅佳代さんのエッセイ2本立て。
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インタビュー・対談2025年12月03日
インタビュー・対談2025年12月03日道尾秀介「読む順番によってストーリーががらりと変わってしまうようなものを作れないかと考えたんです」
最新作は、小説のさらなる可能性を開く野心作です。前代未聞の作品を生み出した道尾さんにお話をうかがいました。
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インタビュー・対談2025年12月03日森晶麿✕おとん ミステリおじさん「“一句”から始まる推理:森晶麿が明かす〈一言トリック×自由律俳句〉
森さんと、長年ミステリに親しみ、書評インフルエンサーとしても知られる“ミステリおじさん”ことおとんさんが、制作秘話について語り合いました。
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インタビュー・対談2025年11月30日
インタビュー・対談2025年11月30日永井玲衣×頭木弘樹(文学紹介者)「生まれたての言葉と出会う」
言葉について考え続ける永井さんと頭木さん。対話で波打つ言葉の海を、お二人に泳いでいただきました。
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インタビュー・対談2025年11月26日
インタビュー・対談2025年11月26日村山由佳「動物のことは噓偽りなく書ける。それが私の強みだと気づきました」
愛猫たちとの日々を愛情たっぷりにエッセイに綴ってこられた村山さんが、このたび小説で動物たちと人間を描いたのはなぜなのでしょうか。