プロフィール
-
ヨアブ・ブルーム (Yoav Blum)
作家、ソフトウェア開発者。デビュー作である本書はイスラエルで4万部のベストセラーとなり、16ヵ国で版権が取得された。現在は妻、娘とともにイスラエルに暮らしている。
(小説でもソースコードでも)何も書いていないときは、「大きくなったら何をしよう」と想像をふくらませている。 -
高里 ひろ (たかさと・ひろ)
英米文学翻訳家。上智大学卒業。ジェイムズ・トンプソン『極夜 カーモス』『凍氷』『白夜』『血の極点』(集英社文庫)、スティーヴ・ロビンソン『或る家の秘密』(ハーパーBOOKS)、シェイン・クーン『インターンズ・ハンドブック』(扶桑社ミステリー)ほか多数。
担当編集より
「カルヴィーノやフィリップ・K・ディックを思わせる」
──ジョナサン・キャロル(作家)
小さな縁結びから、敵同士までの和解まで。指令に基づき、人々に偶然の出来事をあくまでも自然に起こるよう暗躍する秘密の存在──それが“偶然仕掛け人”。
新米偶然仕掛け人のガイは、同期のエミリー、エリックとともに日々偶然を仕掛ける業務を淡々とこなしていた。しかし、ある日なんとも困惑する指令が届く……。
たまたまコーヒーをこぼしてしまったり、道端で知り合いにばったり出くわしたり。そうした偶然が、もしホンモノではなかったとしたら、あなたはどうしますか。もしも、あのときの出会いが偶然じゃなかったら? もしも誰かが自分の人生を操っていたとしたら?
本書はそんな“もしも”を小説にした、小さな夢想から生まれた、自由意思と人生哲学の物語。人口870万人のイスラエルで4万部を突破した現代ファンタジー作品です。どうぞお楽しみください。(K・S)
新着コンテンツ
-
インタビュー・対談2024年04月26日インタビュー・対談2024年04月26日
千早茜「十人十色の「傷痕」を描いた物語」
短篇ならではの切れ味を持った十篇、それぞれにこめた思いとは。
-
インタビュー・対談2024年04月26日インタビュー・対談2024年04月26日
小路幸也「愛って何だろうね。何歳になってもわからないよ」
大人気シリーズの『東京バンドワゴン』も第十九弾。今回のテーマ「LOVE」を、ホームドラマでどう料理するか。その苦心と覚悟とは。
-
新刊案内2024年04月26日新刊案内2024年04月26日
キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン
小路幸也
愛を歌って生きていく。いつにも増して「LOVE」にあふれた大人気シリーズ第19弾!
-
新刊案内2024年04月26日新刊案内2024年04月26日
グリフィスの傷
千早茜
からだは傷みを忘れない――「傷」をめぐる10の物語を通して「癒える」とは何かを問いかける、切々とした疼きとふくよかな余韻に満ちた短編小説集。
-
インタビュー・対談2024年04月20日インタビュー・対談2024年04月20日
青羽 悠「大学生活を送りながら書いた、 リアルタイムな京都、大学、青春小説」
一人の青年の大学四年間を描いた青春小説。大学生活とは? 大人になることとは?
-
お知らせ2024年04月17日お知らせ2024年04月17日
小説すばる5月号、好評発売中です!
注目は赤神諒さんと宇佐美まことさんの2大新連載! 本多孝好さん初の警察小説の短期集中連載も必読。