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夢伝い
夢伝い書影

夢伝い

著者:宇佐美 まこと

2022年05月02日発売

遠い記憶となった昭和から現代までを舞台に、日常に潜む怪異や心理の歪みから生まれる怪奇を描いた全11話を収録。

ISBN:978-4-08-771796-9

定価:1,980円(10%税込)

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内容紹介

孤独を愛する人気作家が突然の断筆宣言。担当編集者は作家の住む地方へひとり、向かった。作家を脅かしてるものを探しに――(「夢伝い」)。地球に近づいてきた惑星、現れた女遍路――。四国に戻って来た私は、40年前の午後を思い出していた(「送り遍路」)。自らの胎内で卵を孵すセグロウミヘビ。海洋生物マニアの男は「彼女」を手に入れてから生活が一変し……(「卵胎生」)。未知のウイルス性感染症が蔓延した後、「新しい世界」の幕が開けた。男は都心から自然豊かな土地に移住を決め、恋人とはリモートで関係を深めていたが……(「果て無き世界の果て」)など、遠い記憶になった昭和から現代まで、日常に潜む怪異や心理の歪みから生まれる怪奇を描いた全11話を収録。

プロフィール

  • 宇佐美 まこと (うさみ・まこと)

    1957年、愛媛県生まれ。愛媛県在住。2006年「るんびにの子供」で第1回『幽』怪談文学賞〈短編部門〉大賞を受賞。17年『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞〈長編及び連作短編部門〉を受賞。20年『展望塔のラプンツェル』で第33回山本周五郎賞候補、21年『ボニン浄土』で第23回大藪春彦賞候補に。他の著書に『熟れた月』『骨を弔う』『羊は安らかに草を食み』『子供は怖い夢を見る』『月の光の届く距離』など。

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<プロフィール>
小池真理子(こいけまりこ)
東京都生まれ。1989年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、2012年『無花果の森』で文化庁芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、2013年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞。著書多数。

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