小説すばる12月号、好評発売中です!
2021年11月17日更新
小説すばる12月号、好評発売中です!
【第34回小説すばる新人賞受賞作抄録】
永原皓「コーリング・ユー」
アメリカの海洋研究所に勤めるイーサンとノアのもとに、突如舞い込んだミッション。それは、シャチを訓練し、世界のエネルギー難を解決しうる微生物を海底から回収することだった。訓練用の少年シャチの高度なコミュニケーション能力に、イーサンたちは驚愕するが……。様々な思いが交差する中、海に、空に、大地に、生きとし生けるものの〈コール〉が鳴り響く――。
選評/阿刀田高 五木寛之 北方謙三 宮部みゆき 村山由佳
【柴田錬三郎賞決定発表】
受賞の言葉
「類」朝井まかて
「正欲」朝井リョウ
選評/伊集院静 逢坂剛 大沢在昌 桐野夏生 篠田節子 林真理子
【インタビュー】
新刊『星を掬う』単行本刊行記念 町田そのこ「様々な形の生きづらさを描きたい」
千鶴は元夫のDVから逃げた先で、自分を捨てた母・聖子と再会する。記憶とあまりにも違う母の姿に戸惑う千鶴だが、聖子や聖子を慕って生活を共にする同居人と「さざめきハイツ」で暮らし始める――ひとつ屋根の下に集う、すれ違う母娘たちの姿を丁寧に描いた作品、本屋大賞受賞後第一作の新刊に込めた思いを、じっくり伺いました。
【読切短編】
新川帆立「動物裁判」
もはや人権は時代遅れだ――
「命権擁護」が叫ばれて久しい礼和三年。原告・猫、被告・ボノボの動物裁判が繰り広げられる。
【シリーズ連載】
京極夏彦「書楼弔堂」 探書拾伍 滑稽
酷い雨の中、甘酒屋の店先に大きな荷物を背負った男がやってくる。彼は「弔堂」に本を売りに来たと言うが――。
連載小説、インタビュー、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。
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マリオ・バルガス=リョサ 訳/柳原孝敦
ノーベル賞作家でありラテンアメリカ文学を牽引した巨匠による、喜劇と悲劇、そして音楽と本と祖国への愛に満ちた人間賛歌。