小説すばる6月号、好評発売中です!
2022年05月17日更新

【新連載】
霧島兵庫「ソコレの最終便」
第二次大戦末期の満州。極秘ミッションを受けた日本軍の装甲列車〈マルヒト・ソコレ〉は、ソ連軍の猛攻を潜り大連を目指す――。歴史時代小説の新鋭が「戦争×鉄道」を描破! 社会派エンターテインメントの新地平!
【インタビュー】
映画『アキラとあきら』撮影現場潜入インタビュー 池井戸潤「新たな『アキラとあきら』との出会い」
池井戸潤さんのベストセラー小説『アキラとあきら』(集英社文庫より好評発売中)が、今夏、竹内涼真さん、横浜流星さんのW主演で映画化されます。豪華キャストで送る映画『アキラとあきら』の撮影現場の様子を見学され、映画の世界を一足先に感じてきた池井戸さんに、映画化についての思いをうかがいました。
【対談】
『ルコネサンス』刊行記念対談 有吉玉青×阿川佐和子「小説家を親に持つ二人――「書く」ことで見えてきたものとは?」
『小説すばる』で連載されていた作品『ルコネサンス』を4月に上梓した有吉玉青さん。母・有吉佐和子の離婚によって絶縁状態となっていた父と、25年ぶりに再会した自身の経験をもとに書き上げた父と娘の切ない物語だ。一方、エッセイ『強父論』などで、たびたび父・阿川弘之について語ってきた阿川佐和子さん。ユーモラスな筆致で綴られる父の暴君ぶりには、永遠にすれ違う父と娘の苛立ちと愛情がにじむ。ともにスター作家を両親に持つ二人が語る父と娘とは――。
【シリーズ連載】
京極夏彦「書楼弔堂 探書拾捌 改良」
――愈々お迎えが来たか。血を浴びながら幕末を生き抜いた弥蔵は、導かれるように書舗へと向かう。「書楼弔堂」シリーズ第三季、遂に完結。
【読切短編】
新川帆立「健康なまま死んでくれ」
元ハリウッド女優の過労死をきっかけに生まれた「アンバーシップ・コード」。労働コンプライアンスを守ることが徹底された社会を描く、架空法律シリーズ第4弾。
【インタビュー】
『布武の果て』刊行記念インタビュー 上田秀人「商人の誇りと権力者の驕り」
歴史時代小説界の最前線で縦横無尽な執筆を続け、今年3月、『百万石の留守居役』シリーズで吉川英治文庫賞を受賞した上田秀人さん。このたび、本誌連載作『布武の果て』が単行本として刊行されることになりました。舞台は織田信長上洛の衝撃に揺れる、大阪・堺。有数の貿易港として自治を貫いてきた堺の商人たちが、天下布武を期す信長との交渉を通して、「合戦ではない戦い」を繰り広げます。商人たちの目から新たな信長像、そして本能寺の変の「真相」を描き出した意欲作。その創作過程をお聞きしました。
【インタビュー】
『さざなみの彼方』刊行記念インタビュー 佐藤雫「歴史に描かれない心の機微を捉える」
『言の葉は、残りて』で第32回小説すばる新人賞を受賞した佐藤雫さん。このたび長編第2作となる小誌連載作『さざなみの彼方』が刊行されることになりました。今作の主人公は、茶々(淀殿)と大野治長の二人。度重なる落城の憂き目をともにしてきた二人は、激動の時代の中で、許されない思いを互いに抱いていきます。二人の心情を余すことなく書き尽くした今作についてお聞きしました。
【インタビュー】
『ワカレ花』刊行記念インタビュー けんご「想いはただ一つ。小説の魅力を、伝えたい。」
SNSでの活動を通して、精力的に小説の紹介を行ってきたけんごさん。紹介された作品は、若い世代を中心に人気が沸騰し、けんごさんのSNSがきっかけで重版がかかった作品も数多くあります。そんなけんごさんの初小説『ワカレ花』で描かれるのは、変わりゆく季節を背景に紡がれる、切なく儚い物語たち。初挑戦となる小説執筆に込められた想いを、けんごさんにたっぷり伺います。
【読切中編】
永原 晧「オークショニア 一秒」
オークショニア――それは、緊張と熱気と好奇心の弾ける競りの進行役。新人の椎名は重要な競りに大抜擢されるが、出品作品は複雑な想いを背負っていた。昨年度の小説すばる新人賞受賞者の魅せる、オークションの世界へようこそ!
【読切短編】
中 真大「この膨大にして不愉快な仕事」
100本以上の映画を世に送り出してきたB級映画監督、前田肇。彼はインタビューを受けないことで有名であった。
【カラーコラム】
作家の目 SHOT ON SMARTPHONE 一穂ミチ「星より遠く」
連載小説、インタビュー、対談、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。
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なぜか笑えて、どこか怖い。奇妙奇天烈な小説を4篇収録した、約5年ぶりとなる待望の新作。
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石井遊佳「悲惨な物語を書きながらでも、どこかでボケたい」
自由な発想と巧みな文章世界で読者を魅了した石井遊佳さん。その発想、執筆の背景にあったものは。