小説すばる11月号、好評発売中です!
2022年10月17日更新

【新連載】
中島京子『うらはぐさ風土記』
家族とは? 人と人とのつながりとは?
武蔵野の一角、うらはぐさを舞台に新たな「絆」を描く心温まる群像劇。
【新連載】
宇山佳佑『チェイン・ストーリーズ ひとつなぎの恋の物語』
The Chainsmokersの楽曲から生まれた話題のTikTok動画が原案!
少女たちのピュアな想いを宿した指輪が紡ぐ、きらめく六つの恋物語。
【特集:都市を読む】
人々の生き方とともに、都市の姿も変わる。都市はどう生まれ、どんな「物語」を生むのか?
創作と現実の交差点に立ち、「都市」の姿を見てみよう。
鼎談/小川 哲×深緑野分×町村敬志「都市と小説の交差点」
『地図と拳』で一つの都市の誕生と消滅を再現した小川 哲、
『ベルリンは晴れているか』で戦争直後のベルリンを活写した深緑野分、
都市研究の第一人者である社会学者の町村敬志が「都市」に集い、「都市」を語る。
さあ、ドアを開けて、いつもの街角から聴こえる物語たちに耳を澄まそう。
読切短編/斜線堂有紀『オメラスはお前を許さない』
この世の楽園である理想の都市、 オメラス。
だがこの都市の幸福は 、時計塔の半地下に囚われた一人の子供の不幸によって成り立っていた。
不朽の名作SFに挑む、最新都市SF。
読切短編/人間六度『サステナート314』
死んだ人間は分解され、 「資源」として宇宙船内を循環する。
噎せ返る持続の都市から親友を解放するため、棺を率いて少女は走る。
SF期待の新鋭が放つ、抗う少女たちの反SDGs小説。
コラム/髙山英男(暗渠マニアックス)「暗渠~都市に川の記憶を刻むもの」
コラム/福田晃司「「創造的都市」としての「ソーシャルVR」」
コラム/高島 鈴「地獄の遊歩者」
フラッシュフィクション 千字一話 特別編/伊藤なむあひ『合法的トトノイ方ノススメ』
【第35回小説すばる新人賞受賞作決定発表】
第35回小説すばる新人賞は青波 杏さんの『楊花の歌』(『亜熱帯はたそがれて――厦門、コロニアル幻夢譚』改題)に決定いたしました。受賞作の抄録および選考委員選評は、小説すばる2022年12月号(11/17発売予定)に掲載いたします。
第36回小説すばる新人賞の募集要項はhttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/sinjinsyo/をご覧下さい。ご応募をお待ちしております。
【インタビュー】
『十三夜の焔』刊行記念 月村了衛「江戸から令和に連なる腐敗の構造をえぐり出す」
十三夜の月の下、運命的な出会いを果たした二人の若者。江戸の市中見回りを担う御先手組の幣原喬十郎と、盗人一味の新顔である千吉。やがて二人は数奇な運命に導かれ、千吉が両替商・銀字屋利兵衛と名を変えた後も、くり返し相まみえることになります。ある時は仇敵同士として、またある時は友として――。
月村了衛さんの本誌連載をまとめた新刊『十三夜の焔』は、幕府の金融政策にまつわるさまざまな事件を背景に、時代に翻弄された二人の男の人生を約五十年にわたって描く時代小説です。時代ミステリの面白さと人情ものの味わいが融合した新作について、月村さんにうかがいました。
【読切短編】
佐原ひかり『夢のようには踊れない』
デビューまでの❝余命❞があるリトルたち。
光り輝くことを目指し、もがき続けるアイドルは何を願うのか。
【シリーズ連載】
結城真一郎『ままならぬ世のオニオントマトスープ事件』
「嵌められた・・・・・・」
空き巣に入った男が漏らした、謎の言葉。
❝ゴーストレストラン❞のオーナーが不可解な空き巣事件に挑む。
連載小説、インタビュー、対談、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。
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【ネガティブ読書案内】
第43回 伊良刹那さん
「読書する気が起きない時」
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ティータイム
石井遊佳
なぜか笑えて、どこか怖い。奇妙奇天烈な小説を4篇収録した、約5年ぶりとなる待望の新作。
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ポピュリズム
堂場瞬一
社会派小説の旗手が提示する、有り得るかもしれない「未来」。
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インタビュー・対談2025年06月03日インタビュー・対談2025年06月03日
石井遊佳「悲惨な物語を書きながらでも、どこかでボケたい」
自由な発想と巧みな文章世界で読者を魅了した石井遊佳さん。その発想、執筆の背景にあったものは。