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2022年11月17日更新

【第35回小説すばる新人賞受賞作抄録】
青波杏『楊花の歌』
「亜熱帯はたそがれて――廈門、コロニアル幻夢譚』改題
一九四一年、日本占領下の廈門。 カフェー朝日倶楽部の女給・リリーは 、諜報活動をしていた。 ヤンファと共に暗殺の指令を受けたリリーは……..。時代に翻弄された二人の女性が真実の名前を取り戻す、長い旅路の物語。
選評/阿刀田高 五木寛之 北方謙三 宮部みゆき 村山由佳 (五十音順・敬称略)
新人賞応援企画/編集部からのアドバイス
小説すばる新人賞新選考委員就任に寄せて/朝井リョウ 辻村深月 (五十音順・敬称略)
※次回第36回小説すばる新人賞の募集要項はhttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/sinjinsyo/をご覧下さい。ご応募をお待ちしております。
【新連載】
古内一絵『東京ハイダウェイ』
職場、家庭、学校―――。 ストレスフルな現代を生きる人々が、自分だけのハイダウェイ(隠れ家)に出会う物語。
【新連載】
立川志らく『師匠』
当代きっての人気落語家が、師匠にして伝説の噺家・立川談志との日々を自ら綴る。自伝的エッセイの決定打、堂々の幕開け――。
【第35回柴田錬三郎賞決定発表】
受賞の言葉
『底惚れ』青山文平
『ミーツ・ザ・ワールド』金原ひとみ
選評/伊集院静 逢坂剛 大沢在昌 桐野夏生 篠田節子 林真理子 (五十音順・敬称略)
【対談】
『プリテンド・ファーザー』刊行記念 白岩玄×ryuchell「「父親」の未来を考える」
一つ屋根の下で暮らすことになった二人のシングルファーザーを描く、白岩玄さんの新作『プリテンド・ファーザー』。その刊行に際して、子育てや多様性について多くを発信しているryuchellさんとの対談が実現しました! 育児が ❝義務❞と ❝当たり前❞ の間を揺れ動く父親と、自然に子育てをする父親。その意識の違いは、どこにあるのでしょうか? いや、そもそも――「父親」って、何?
【座談会】
『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』刊行記念 高橋文樹×樋口恭介×大滝瓶太×天沢時生「佐川恭一を語る会」
昨年、小説すばる十一月号に掲載しました短編作品「清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた」(通称:科挙ガチ)がTwitterでバズった佐川恭一氏。このたび本作などを収録した短編集を弊社より刊行することとなりました。カルト的な人気を誇る佐川氏。作品、そして人柄を愛する4名の方々にお集まりいただき、その魅力を語っていただきました。
【インタビュー】
『お墓、どうしてます? キミコの巣ごもりぐるぐる日記』刊行記念 北大路公子「墓を買うのは一大事業!」
二〇一八年。父が急逝し、突然お墓を用意する必要に迫られた北大路さん。そして、諸々の後始末に忙殺されるうち、新型コロナウイルスが大流行。さらには緊急事態宣言が発令されるなか、当たらないだろうと思いつつ、とりあえず応募してみた市営霊園の使用者募集でまさかの当選。お墓購入計画の裏側と冴え渡るユーモアセンスの原点に迫ります!
連載小説、インタビュー、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。
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