小説すばる7月号、好評発売中です!
2023年06月16日更新

【新連載】
伊岡 瞬『翳りゆく午後』
高齢の父親が起こしたある事件をきっかけに、平凡な家族の日常が音を立てて崩れ去ってゆく。
人間の本性を抉り出す、 伊岡氏待望の本誌初連載!
【新連載】
砂原浩太朗『武家女人記』
十七歳の織江は高鳴る胸を抑え祭りへ出かけた。神社裏の闇で感じた掌の熱。 祭囃子が聞こえる……。
本誌初登場、砂原浩太朗氏の新シリーズ開幕。
【新連載】
増山 実『待兼山奇談倶楽部』
亡くなった夫からの小包。そこには――。
大阪・待兼山を舞台に“待つ”人々の思いを描く、著者初の連載作品、スタート!
【特集:『鈍色幻視行』『夜果つるところ』2か月連続刊行記念】
対談/恩田 陸×野木亜紀子(脚本家)「フィクションだから描ける“真実”」
十五年にわたる連載期間を経て、ついに刊行される恩田さんの新刊『鈍色幻視行』は、映像化を試みるたびに不慮の事故が起きる“呪われた”小説、『夜果つるところ』をめぐるミステリ・ロマン大作です。今回は、作中に映像に携わる人物が多数登場することにちなんで、数々のヒット作を手掛ける脚本家・野木亜紀子さんとの対談が実現! 「小説」と「脚本」という表現方法の異なるお二人に、それぞれの創作論についてたっぷりと語っていただきました。
書評/『夜果つるところ』 三宅香帆「館に秘められた呪い」
【対談】
WebマガジンCobalt「岩谷文庫」特別編
三浦しをん×岩谷翔吾(THE RAMPAGE)「~君と、読みたい本がある~」
WebマガジンCobalt で人気を博した「岩谷文庫」が本誌に登場! 岩谷さんが敬愛してやまない作家・三浦しをんさんをゲストに迎え、あの青春小説に込められた想いや、創作の裏側を伺います。さらに、三浦さんからは岩谷さんへのオススメ本をご紹介、本を通して出会ったお二人が、本への愛にあふれたトークを繰り広げます!
【エッセイ新連載】
小川 哲『作家とサッカー』
イギリスで試合を観戦した小川氏による、サッカー愛溢れるエッセイがスタート!
【シリーズ連載】
中 真大『異端かく語りき プランジャー・ショット・ミス』
生放送中の番組でMCを殴り、業界を干されたコメディアン。
その後も精力的にお笑いを続ける男は、何を信念に舞台に立ち続けているのか。
【読切短編】
木犀あこ『踊る十二人の子供たち』
「鮮くん、恋人でもできたんじゃないかしら ?」思わぬ母の言葉に硬直する真奈華。あの変人奇人、怪奇狩人・神南木鮮にまさか恋人が……!?
【読切短編】
人間六度『推しはまだ生きているか』
荒廃した東京で過酷なシェルター暮らしを送るあみぱん。唯一の「推し」が消えた日、彼女は凸ることを決意した。
「愛」の正体を暴きだす挑戦的な「推し×ロードSF」。
【第37回小説すばる新人賞】
募集要項はhttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/sinjinsyo/をご覧下さい。ご応募をお待ちしております。
連載小説、インタビュー、対談、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。
新着コンテンツ
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インタビュー・対談2025年08月26日インタビュー・対談2025年08月26日
最果タヒ「めちゃくちゃ好きなキャラクターに対する私のパッションを書きました」
漫画やアニメ、小説などさまざまな作品のキャラクターたちについて、強い思いを込めて考察した本エッセイ集の、執筆の裏側を伺いました。
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きみを愛ちゃん
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大人気詩人・最果タヒが32人の〈キャラクター〉に贈る、最大熱量のラブレター!
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月を見に行こうよ
李琴峰
この瞬間が永遠になってほしい、と私は願った。世界各地の作家たちと過ごした経験をもとに描く、書く者たちの物語。
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女王様の電話番
渡辺優
好きだけど、触れあうことはできない。そんな私は異端者なのだろうか。アセクシャルの自身に戸惑い、彷徨い、清爽と一歩を踏み出す――。
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虚池空白の自由律な事件簿
森昌麿
自由律俳句の伝道師といわれる俳人・虚池空白と、編集者の古戸馬は、本の企画のために、詠み人知らずの名句を〈野良句〉として集めている。
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インタビュー・対談2025年08月22日インタビュー・対談2025年08月22日
森晶麿「その一言が謎を呼ぶ 日常生活から生まれるミステリー」
街に落ちている様々な一言を自由律俳句、通称〈野良句〉に見立ててその謎を解いていくという、俳句ミステリーの魅力に迫る。