小説すばる2月号、好評発売中です!
2025年01月17日更新

【新連載】
村山由佳「しっぽのカルテ」
森のなかにある「エルザ動物クリニック」。
そこは、ちょっとユニークな院長を中心に、ペットや野生動物たちと、人間のぬくもりが交わる場所。
動物を愛するすべての人に送る、心温まる連作短編、スタートです!
【新連載】
高橋弘希「HARMONIA」
平穏な関野市で刑事をしている春川遥は、所轄内の緑町第三公園で、切断された女性の頭部が見つかったという通報を受ける。
狂気と音楽が絡み合う、戦慄のミステリー、開幕。
【読切短編】
宇野 碧「通り雨」
美波はかつての親友の結婚式へ向かう、その友の祖母“百合子さん”とともに――
旅先だからこそ解ける心、明かされる秘密。
エキゾチックで魅惑的なバリ島を舞台に、女性同士のかけがえのない結びつきを描く。
【読切短編】
南木義隆「五戦四敗一分け六ゴール」
サッカー日本女子代表で活躍している高崎律が、雑誌の企画で自分の名を挙げたという。
サッカーから離れて久しい奈良山は、その理由を考える。
【『キミコのよろよろ養生日記』刊行記念インタビュー】
北大路公子「大病からの復活を綴る」
乳がん治療ですっかり失われてしまった北大路さんの体力・筋力・気力。
しかし、再発予防には運動が大事とのことから、体育会系担当編集者の叱咤激励によって、いやいや運動を始めることに……。
そんな笑いと勇気をくれる傑作養生エッセイが、コロナ禍を経て、待望の書籍化!
担当編集者を交えたリモートインタビューで、北大路さんに養生の日々を振り返ってもらった。
【『路、爆ぜる』刊行記念対談】
増島拓哉×SHUN(歌人・ホスト・寿司職人)「欲望だらけの世を、言葉でつかまえる」
行き場のない少年少女がたむろする大阪・ミナミの「グリ下」。
増島拓哉さんの最新作は、そこへ吸い寄せられるようにやってきた高校生の椎名和彦が、犯罪者集団の激しい抗争に巻き込まれていくノンストップ長編です。
刊行を記念して、デビュー作『闇夜の底で踊れ』と『トラッシュ』で大阪の闇社会を描いてきた増島さんと、新宿歌舞伎町でホストから寿司店大将になり、『歌集 月は綺麗で死んでもいいわ』が話題を呼んでいる歌人のSHUNさんにご登場いただきました。
【インタビュー連載「注目の星」】
坂崎かおる「時代・性別・国境を越え、他者の人生に迫る」
公募新人賞でいくたびも受賞・入選を果たし、短編集『嘘つき姫』での本格デビュー以降、その存在が注目されつづけている坂崎かおるさん。
新たな作品集『箱庭クロニクル』は、多彩な発想と緻密な言葉で編まれた六作の世界が収録された、まさに「箱庭」が詰まった一冊です。
今作での新たな試み、過去作とも通底する創作への思い……。
文芸界が「いま一番気になる存在」に、じっくりお話を聞きました。
【エッセイ】
澤田瞳子「なにげに文士劇顛末記・下」
昨年十一月に大阪で行われ、好評のうちに初日にして千穐楽を終えた「なにげに文士劇2024 旗揚げ公演 放課後」。
この祝祭にも似た一日を迎えるために出演する十六名の文士たちは、何を考えどのように過ごしたのか?
発足のきっかけや文士劇の歴史を掘り下げた先月号に続き、いよいよ立ち稽古が始まり舞台の準備が本格的になった九月からの怒濤の日々を、本公演の実行委員の一人である澤田瞳子さんが日記形式で綴ります。
こんなに長いエッセイは初めてだったという熱量たっぷりの原稿をお楽しみください!
【第38回小説すばる新人賞】
募集要項はhttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/sinjinsyo/をご覧下さい。ご応募をお待ちしております。
【表紙】
小説すばるの表紙が台湾出身の漫画家・イラストレーター、高妍(ガオ イェン)さんをカバーイラストレーターにお迎えしリニューアルしました。高妍さんのSNSはこちら!
Instagram → https://www.instagram.com/_gao_yan/
連載小説、インタビュー、対談、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。
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