【新連載】
大沢在昌「黄金流」
舞台は、終戦直後の混沌にある日本最西端の島。
人と物と金が溢れ、欲望が正義という港町に、ひとりの男が流れ着いた――。
『漂砂の塔』以来、9年振りの本誌連載となる圧倒的冒険小説が、ついに開幕!

【新連載】
東山彰良「ママがロックンロールしてたころ」
父と祖父母と暮らしていた少年は、十歳のある日に、サイドカーで現れた母と旅に出た。
母の記憶と共に、人を、自分を見つめる、ペイジの半生の物語。

【エッセイ新連載】
務川慧悟「ピアノとワインと時々パリ」
気鋭のピアニストが綴る、心弾む日々

【第10回渡辺淳一文学賞発表】
本年度は、木下昌輝さんの『愚道一休』(集英社刊)に決定しました。

【インタビュー】
『馬鹿化かし』刊行記念 藍銅ツバメ「キャラクターの執心に惹かれ」
『鯉姫婚姻譚』で「日本ファンタジーノベル大賞二〇二一」大賞を受賞し、妖怪・怪異が登場する小説を発表してきた藍銅ツバメ。
この度、処刑人と忍者の異種タッグが活躍する幕末怪異ファンタジー『馬鹿化かし』の刊行を控え、殺陣たて教室にて体験レッスンを受講した。
インタビューを通し、作家の濃密な世界観は、自身の経験と豊かな想像力、そして幅広い好奇心によって生み出されていることが伝わってきた。

【対談】
「ラジオ劇場 アキラとあきら」放送記念 井上芳雄(俳優)×加藤和樹(俳優)「「男二人」が物語を熱くする」
零細工場を営む家で育った山崎やまざきあきら
日本有数の海運会社のオーナー一族に生まれた階堂かいどうあきら
二人の少年が長じて銀行員となり、仕事を通してそれぞれの宿命に向き合っていく池井戸潤作の青春大河小説『アキラとあきら』。
作品を通して人に、そして己に向き合う二人が語る、ライバル論、友情論とは。

【インタビュー連載「注目の星」】
染井為人「白と黒の狭間で」
17年に『悪い夏』で作家デビューした染井為人さん。
死刑判決を受けた脱獄者の逃亡を描いた『正体』はドラマ化・映画化され、続いてこの春映画化された『悪い夏』も大きな話題を呼び、次回作が期待されている。
その最新刊『歌舞伎町ララバイ』は東洋一の繁華街、新宿歌舞伎町を舞台にトー横キッズの復讐劇を描く。
その舞台裏から作家としての原点までたっぷりお話を伺う。

【連作短編】
木犀あこ「鳥の眼で見よ」
社会人になり、圓道との共同生活を始めた真奈華。
日常の変化を実感していた彼女は、SNSで気になる投稿を見つけ、神南木に会いに行くことに……..。
怪奇狩人シリーズ、遂に完結!

【第39回小説すばる新人賞】
募集要項はhttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/sinjinsyo/をご覧下さい。ご応募をお待ちしております。

連載小説、インタビュー、対談、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。