すばる9月号、好評発売中です!
2024年08月06日更新
すばる9月号、好評発売中です!
暑い夏、井上荒野さん、中西智佐乃さん、川野芽生さんの新作小説で、
魂を震わせろ!
姜尚中さんの新連載「岸信介の思想と行動」では、昭和の戦後社会について考える。
【小説】
井上荒野「きらいじゃないけど飽きたんだ」
二年二組の澪の担任・寺谷先生は、背が高くくるくるした茶色い髪の人気者だ。寺谷先生は、逆上がりができない子たちを「チャレンジ隊」と呼ぶ。澪が逆上がりをできないのは、澪と鉄棒が敵同士だから。そして先生は、鉄棒の味方なのだ。
【小説】
中西智佐乃「長くなった夜を、」
38歳の「あなた」はコールセンターで働きながら、離婚して実家に身を寄せた妹・由梨の子ども、公彦の面倒をみる。絶対的権威をもつ父と、父からの指示を代弁して「あなた」に伝える母。「あなた」は寄り道も許されず仕事と育児に明け暮れて……。
【小説】
川野芽生「ゴーストとお茶を」
結婚により上層中流階級から上流階級の一員となったパメラは、ロンドンを離れ、カントリー・ハウスに籠りきりの生活にうんざりしていた。最も厄介なのは、屋敷に君臨する〈おばあさま〉だ。貴族の〈おばあさま〉は、人一倍幽霊を愛していて……。
【小説】
佐倉ユミ「蛹の家」
凪と香奈恵は幼稚園からずっと一緒にいた。凪と違い活発で優秀で目立つ香奈恵だったが、二人の不思議な縁は15歳まで続く。進路が分かれ、大人になっても、その縁は続くと思っていた。あるとき突然、メールが宛先不明で返ってきてしまうようになるまでは――
【連作 断識芸人】
辛島デイヴィッド「デハイドレーション」
朝、目が覚めると、父親、長男、次男が、僕の体に癒着していた。自然解離を待つか、手術で「デタッチ」することもできるという。毎日マッサージを欠かさず、大学の授業はオンラインで行い、なんとか四人一体の生活を始めるが……。
【新連載】
姜尚中「岸信介の思想と行動」
1957年から1960年まで内閣総理大臣を務めた岸信介。世界的に民主主義が後退する今、岸の存在感が増している。岸信介の戦後の歩みに焦点を当て、「戦争」と「空前の豊かさ」という両極端に引き裂かれた時代としての「昭和」について再考する。
【講演】
綿矢りさ「自分の声を聞くこと」
17歳で作家デビュー、歳を重ねながら新たな境地を切り拓いてきた綿矢氏。今年の月、ふるさと京都にある同志社大学で200人以上の学生を前に、自身の若いころや創作について語った。続く玉井教授との対談、学生との熱いやりとりを載録する。
【コラム連載最終回】
最果タヒ「きみを愛ちゃん」
全30回にわたるこの連載もいよいよ最終回。締めくくりのキャラクターに最果さんが選んだのは、なんと「太宰治」…! 実像を離れ、読み手の我々によって作りあげられた「太宰治」というキャラクターを掘り下げ、思考します。
【すばる文学賞】
第48回すばる文学賞予選通過作発表。
続く第49回も、みずみずしく意欲的な力作・秀作をお待ちしています。募集要項は http://subaru.shueisha.co.jp/bungakusho/ をご覧ください!
連載小説、対談、エッセイ、コラム等、豊富な内容で毎月6日発売です。
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インタビュー・対談2026年03月26日天沢時生×小川 哲「ダークサイドの滋賀を突き抜ける」
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新刊案内2026年03月26日ママがロックンロールしてたころ
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女性は中学生になると若さや美しさによって十二等級に順位付けされ、社会的に地位のある男性に人生を支配される。これは架空の物語――?
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