内容紹介
火事で家族を失った大学生の水城朔実(みずき・さくみ)は、自らを育ててくれた恩人に頼まれ、「幻堂設計事務所」、通称「まぼろし堂」を訪れる。あるじの幻堂風彦(げんどう・かざひこ)が案内してくれたのは、館内に迷路のように広がる部屋の数々。この「まぼろし堂」には、「あかずの間」を貸し出すというもう一つの顔があり、さらには訳ありげな下宿人たちを受け入れてもいて……。
金木犀香る北鎌倉の古い洋館を舞台に繰り広げられる、心あたたまるファンタジック・ミステリー。
【目次】
一章 開けっぱなしの密室
二章 地下室の向こうへ
三章 天の鍵穴
四章 いつかオルゴールが鳴る日
五章 木犀の香に眠る
プロフィール
-
谷 瑞恵 (たに・みずえ)
三重県出身。1997年、『パラダイスルネッサンス――楽園再生』でロマン大賞佳作に入選し、デビュー。「伯爵と妖精」「思い出のとき修理します」「異人館画廊」などの文庫シリーズ、単行本では『木もれ日を縫う』『語らいサンドイッチ』『神さまのいうとおり』など、著書多数。
新着コンテンツ
-
連載2026年10月30日
連載2026年10月30日だれにも僕らを見つけられない
大前粟生
春井とひっしーが出会った長髪の男子は鮎太と名乗った。24時間営業のコインランドリーで、住み込みで働いているという。
-
インタビュー・対談2026年10月26日
インタビュー・対談2026年10月26日星読み師yuji「子どもの星を読む」鑑定座談会
1万人以上を鑑定してきた人気占星術士・yujiさん。実際の鑑定会の様子から、星読みの奥深さをお楽しみください――
-
インタビュー・対談2026年10月26日
インタビュー・対談2026年10月26日名取佐和子「心が広くなるような物語を」
小さなマンションを舞台に、管理員をつとめる青年が住人との交流を通じて小さな一歩を重ねていく本作。著者が込めた思いを伺いました。
-
インタビュー・対談2026年10月20日
インタビュー・対談2026年10月20日京極夏彦「ハラスメントや権力勾配を排除しないと、誰もが笑える“馬鹿な”笑いは生まれません」
『虚言少年』が時を経て続編として帰ってきました!読めば毎日が楽しくなる、痛快エンタメ非・青春小説の成り立ちについて京極さんにうかがいました。
-
インタビュー・対談2026年10月20日
インタビュー・対談2026年10月20日「浮雲心霊奇譚」完結記念 神永 学×上條一輝「全部出し切れ」
「浮雲心霊奇譚」シリーズの完結を記念して、ホラー界の新鋭・上條一輝さんとの対談が実現!
-
インタビュー・対談2026年10月19日
インタビュー・対談2026年10月19日佐藤賢一×柳原伸洋(ドイツ現代史研究者)「歴史的想像力を羽ばたかせて」
監修者として本書に関わった東京女子大学教授の柳原伸洋さんと佐藤さんのお二人に、それぞれの立場から語っていただきました。