内容紹介
時は幕末。
人に憑いた霊を払うことができる憑きもの落としの浮雲は、旅の途上の川崎で奇妙な噂を耳にする。罪人の亡骸を奪い去る妖怪・火車が、多摩川で次々と人を殺しているという。殺された者は水死体にもかかわらず、なぜか黒焦げになっていた。
一方、宿では亭主の息子が何者かに取り憑かれ、刃物を持って夜な夜な歩き回っていた。
ふたつの事件に繋がりがあると睨んだ浮雲は、連れの土方歳三と才谷梅太郎とともに調べを進める。
やがて点と点が繋がったとき、衝撃の真相が明らかになる。
そして惨劇の裏に秘められた切ない想いとは――。
先の読めない展開と、その果てにある慟哭。
新時代の幕末ホラーミステリ。
プロフィール
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神永 学 (かみなが・まなぶ)
1974年山梨県生まれ。日本映画学校(現日本映画大学)卒。2003年「赤い隻眼」を自費出版。同作を大幅改稿した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』で2004年プロ作家デビュー。
「心霊探偵八雲」の他に「天命探偵」「怪盗探偵山猫」「確率捜査官 御子柴岳人」「悪魔と呼ばれた男」「殺生伝」「革命のリベリオン」などのシリーズ作品、その他『イノセントブルー 記憶の旅人』『コンダクター」『ガラスの城壁』などの著書がある。
『呪術廻戦』主⼈公・虎杖悠仁役などで話題!
人気声優・榎⽊淳弥さんによる朗読動画を期間限定公開中!
【公開期間】
2021年5月17日~2022年5月16日まで
【榎⽊淳弥さんプロフィール】
榎⽊淳弥(えのき・じゅんや)
10⽉19⽇⽣まれ。東京都出⾝。アトミックモンキー所属。
主な出演作品は『呪術廻戦』⻁杖悠仁役、『はたらく細胞BLACK』⾚⾎球<AA2153>役、『SSSS.DYNAZENON』⿇中
蓬役、『ジョジョの奇妙な冒険 ⻩⾦の⾵』パンナコッタ・フーゴ役、映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
』ピーター・パーカー/スパイダーマン役(吹替)など。
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