内容紹介
図書委員のあおいは、苦手な同級生を図書室で見かけた。本に興味がないはずの彼女が、毎日来るのはなぜだろうと疑問を抱いて――。「その背に指を伸ばして」
将来に希望が持てない、図書委員の凜奈。ある日、本に挟まった古い手紙を見つける。そこには「未来のわたしは、夢を叶えることができていますか?」と書かれていて――。「しおりを滲ませて、めくる先」
読書嫌いのあかねは、本を読まずに読書感想文の宿題を終わらせたい。偶然クラスメイトが捨てた下書きを見つけて、それを利用しようと目論むが――。「やさしいわたしの綴りかた」
ほか、全6篇を収録。
プロフィール
-
相沢 沙呼 (あいざわ・さこ)
1983年、埼玉県生まれ。09年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。11年「原始人ランナウェイ」が第64回日本推理作家協会賞(短編部門)候補作となる。18年『マツリカ・マトリョシカ』が第18回本格ミステリ大賞の候補作に。19年『medium 霊媒探偵城塚翡翠』が国内ミステリランキングを席巻し、大ヒット。その他の著作に『雨の降る日は学校に行かない』『小説の神様』など。
推薦コメント、続々!
この本と出会った今日という日に、栞を挟もうと思う。
何か迷った時には栞を頼りに今日を開き、
随所にちりばめられた救いの言葉と再び出会えるように。
――大友花恋さん(女優)
「あなたは悪くない」
学校に行けずに苦しむすべての子に、この言葉とともにこの一冊を差し出したい。
この物語の中に、あの頃の私がいました。
(丸善丸広百貨店東松山店・本郷綾子さん)
私は彼女たちの味方になるもの、大切にしたいものに希望の光があたることを祈る。
この作品が今苦しんでいる人の救いになることを願う。
(ジュンク堂書店滋賀草津店・山中真理さん)
中学校女子の人間関係は大人の私達よりナイーブで大変だ。
信じて進んでみなければわからない未来、ページをめくってみなければその面白さに出会えない本、
彼女たちの存在と図書館の個性的な本がかさなりあう。
(ジュンク堂書店三宮店・三瓶ひとみさん)
司書は、物語と読者との架け橋。
司書たちと中学生たちの交差する場所としての図書室、司書室のあたたかい雰囲気は、何ものにも代え難い。
そして何より、本について、心の中について語る彼女たちの真剣さに心打たれました。
(文教堂書店北野店・若木ひとえさん)
中学校の図書室を逃げ場とする生徒と司書の先生のふれあいや
使われていない図書室で本にはさみこまれていた謎の手紙のエピソード、
読みたい本の情報を書いて調べる「おすすめおしえてノート」などが興味深かった。
本と図書館を愛する人に読んでもらいたい感動作です。
(くまざわ書店南千住店・鈴木康之さん)
人生のやり直しはいつでもできる。
自分がよかったと思えることを携えて同じように苦しんでいる人に寄り添ってあげよう。
この作品にはそのメッセージを強く感じました。
(図書館流通センター・松村幹彦さん)
『教室に並んだ背表紙』重版記念Twitterキャンペーンを実施します!
ハッシュタグ「#あなたの本棚の背表紙」で写真を投稿すると、
著者サイン入りポストカードを10名様にプレゼント!
→こちらの募集は終了いたしました。たくさんのご応募、ありがとうございました!

新着コンテンツ
-
インタビュー・対談2026年02月19日
インタビュー・対談2026年02月19日奥泉光×更地郊「他人に合わせるなんてことはできない。自分が読んで面白いと思うものを書く」
選考会で評価が真っ二つに割れた、すばる文学賞受賞作の著者の更地郊さんと選考委員の奥泉光さん。新人と大先輩の初対談が実現した。
-
インタビュー・対談2026年02月17日
インタビュー・対談2026年02月17日北方謙三×美村里江(俳優)「海が紡ぐ物語」
『チンギス紀』の文庫解説でも北方作品について熱く語ってくださった俳優・美村里江さんが読み解く『森羅記』の魅力とは――?
-
インタビュー・対談2026年02月17日
インタビュー・対談2026年02月17日連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」 北方謙三×織田裕二(俳優)「小説と映像、唯一無二の表現」
待望のドラマ化を記念して、原作者・北方謙三さんと主演・織田裕二さんに小説と映像、表現者としての醍醐味を語り合っていただきました。
-
お知らせ2026年02月17日
お知らせ2026年02月17日小説すばる3月号、好評発売中です!
平石さなぎさんの読切や村山由佳さんの新連載など小すば新人賞出身作家の作品が目白押し。北方謙三さんと織田裕二さん、美村里江さんとの対談2本も。
-
連載2026年02月16日
連載2026年02月16日【ネガティブ読書案内】
第51回 古賀及子さん
ふられた時
-
インタビュー・対談2026年02月06日
インタビュー・対談2026年02月06日ピンク地底人3号×鳥山まこと「言葉と物語が立ち上がるまで」
選考委員も「好対照」と評した作品で第47回野間文芸新人賞を同時受賞したお二人。贈賞式から間もない高揚感のままに、語り合っていただきました。