プロフィール
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伊東 潤 (いとう・じゅん)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。2011年『黒南風の海──加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で「第1回本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『国を蹴った男』(講談社)で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『義烈千秋 天狗党西へ』(新潮社)で「第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第20回中山義秀文学賞」を受賞。
担当編集より
「小説すばる」2018年1月号から9月号まで掲載された歴史大作が、ついに3月5日(火)、発売となります。
昭和19年3月、大日本帝国海軍の重巡洋艦「久慈」は、インド洋でイギリス商船「ダートマス号」を撃沈。救助した捕虜を殺害した。
敗戦後、「久慈」艦長であった乾と、「久慈」が所属していた第16戦隊の司令官・五十嵐は、戦犯として起訴される。戦犯弁護人として香港にやってきた若手弁護士の鮫島は、裁判資料を読み込むうちに、この事件の──大日本帝国海軍の──抱える闇に気づいていく。
太平洋戦争中に起きた非道な捕虜殺害事件。
戦後、一人の若き弁護士が見た、驚愕の真実。
法の正義を追い求めた果てには、一体どんな結末が待っているのか。
“勝者なき裁判”を描く、圧巻の歴史小説となっています。
ぜひ、ご一読いただけますと幸いです。
※伊東潤さんのインタビュー記事を3月20日頃掲載予定です。
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