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高天原──厩戸皇子の神話

高天原──厩戸皇子の神話

高天原──厩戸皇子の神話

周防柳 著
2018年10月5日発売
ISBN:978-4-08-771161-5
定価:本体1650円+税

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聖徳太子が編纂した我が国初の国史。「古事記」「日本書紀」に描かれた物語は、どのように生まれたのか。確かな知識と豊かな想像力で古代の謎に迫る時代小説。

担当編集のテマエミソ新刊案内

太陽の女神アマテラスとは? イザナキ、イザナミの兄妹神とは? 初の国史をめぐる物語『高天原——厩戸皇子の神話』。「古事記」「日本書紀」の原形がここに。

 

現大王カシキヤヒメ(推古天皇)の甥である厩戸皇子(うまやどのみこ、聖徳太子)は、大臣の蘇我馬子から、成文化された初めての国史の編纂を依頼される。われわれはいつ生まれ、どのような道を歩んできたのか。どのような王のもとで、どう生きてきたのか……。他の国々とわたりあうためにも、わが国の歴史を明らかにし、文字でつづることが必要だという。
学識と才能に恵まれた厩戸皇子は、王位継承などのまつりごととは無縁の生活を送っていたが、この企てに興味を抱いた。皇子は、苦心のすえに二十数代前までたどりつき、そこからさらに遡るために、宮廷公事の記録をなりわいとする船史龍(ふねのふひとりゅう)に、まずあることを命じる。
焼失したために現存せず、「古事記」「日本書紀」のもとになったといわれる幻の史書、その成立を描く時代小説。著者作成の「蘇我氏・大王家 関係略系図」「葛城氏・大王家 関係略系図」収録。

目次;
アマテラスオホヒルメ
おのごろ島のいざない神
日出ずるところ磐余の天子
葛城の高木の神
附記

(担当 H. K.)

著者プロフィール

周防柳すおう・やなぎ
1964年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者、ライターを経て、2013年、『八月の青い蝶』で第26回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。同作は2015年に第5回広島本大賞「小説部門」大賞を受賞した。著書に、六歌仙と「古今和歌集」の成立をテーマにした『逢坂の六人』(2014)、「古事記」の成立をテーマにした『蘇我の娘の古事記』(2017)のほか、『虹』(2015)、『余命二億円』(2016)。

高天原──厩戸皇子の神話

高天原──厩戸皇子の神話
周防柳 著
2018年10月5日発売
ISBN:978-4-08-771161-5
定価:本体1650円+税

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