柴崎友香さん『続きと始まり』が芸術選奨文部科学大臣賞、高瀬隼子さん『いい子のあくび』が同新人賞をW受賞!
2024年02月28日更新

第74回芸術選奨にて柴崎友香さんの『続きと始まり』が文部科学大臣賞、高瀬隼子さんの『いい子のあくび』が文部科学新人賞に決定いたしました!
●柴崎友香『続きと始まり』

【内容紹介】
あれから何年経っただろう。あれからって、いつから? どのできごとから?
日本を襲った二つの大震災。未知の病原体の出現。誰にも同じように流れたはずの、あの月日──。別々の場所で暮らす男女三人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、叙事的長編小説。
単行本・電子書籍ともに好評発売中です!
●高瀬隼子『いい子のあくび』

【内容紹介】
公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。わざとやってるんじゃなくて、いいことも、にこにこしちゃうのも、しちゃうから、しちゃうだけ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作(「いい子のあくび」)。
郷里の友人が結婚することになったので式に出て欲しいという。祝福したい気持ちは本当だけど、わたしは結婚式が嫌いだ。バージンロードを父親の腕に手を添えて歩き、その先に待つ新郎に引き渡される新婦の姿を見て「物」みたいだと思ったから。「じんしんばいばい」と感じたから。友人には欠席の真意を伝えられずにいて……結婚の形式、幸せとは何かを問う(「末永い幸せ」)ほか、社会に適応しつつも、常に違和感を抱えて生きる人たちへ贈る全3話。
単行本・電子書籍ともに好評発売中です!
新着コンテンツ
-
連載2025年06月15日連載2025年06月15日
【ネガティブ読書案内】
第43回 伊良刹那さん
「読書する気が起きない時」
-
お知らせ2025年06月06日お知らせ2025年06月06日
すばる7月号、好評発売中です!
浅田次郎さんのエッセイから始まる特集「戦争を書く」は小説、エッセイ、論考12本からなる大ボリューム!
-
新刊案内2025年06月05日新刊案内2025年06月05日
ティータイム
石井遊佳
なぜか笑えて、どこか怖い。奇妙奇天烈な小説を4篇収録した、約5年ぶりとなる待望の新作。
-
新刊案内2025年06月05日新刊案内2025年06月05日
ポピュリズム
堂場瞬一
社会派小説の旗手が提示する、有り得るかもしれない「未来」。
-
インタビュー・対談2025年06月03日インタビュー・対談2025年06月03日
石井遊佳「悲惨な物語を書きながらでも、どこかでボケたい」
自由な発想と巧みな文章世界で読者を魅了した石井遊佳さん。その発想、執筆の背景にあったものは。
-
お知らせ2025年06月02日お知らせ2025年06月02日
小池水音さん『あのころの僕は』が第13回河合隼雄物語賞を受賞!
小池水音さん『あのころの僕は』が第13回河合隼雄物語賞に決定しました!