【新連載】
伊岡 瞬『かげりゆく午後』
高齢の父親が起こしたある事件をきっかけに、平凡な家族の日常が音を立てて崩れ去ってゆく。
人間の本性を抉り出す、 伊岡氏待望の本誌初連載!

【新連載】
砂原浩太朗『武家女人記』
十七歳の織江は高鳴る胸を抑え祭りへ出かけた。神社裏の闇で感じた掌の熱。 祭囃子が聞こえる……。
本誌初登場、砂原浩太朗氏の新シリーズ開幕。

【新連載】
増山 実『待兼山奇談倶楽部』
亡くなった夫からの小包。そこには――。
大阪・待兼山を舞台に“待つ”人々の思いを描く、著者初の連載作品、スタート!

【特集:『鈍色幻視行』『夜果つるところ』2か月連続刊行記念】
対談/恩田 陸×野木亜紀子(脚本家)「フィクションだから描ける“真実”」
十五年にわたる連載期間を経て、ついに刊行される恩田さんの新刊『鈍色幻視行』は、映像化を試みるたびに不慮の事故が起きる“呪われた”小説、『夜果つるところ』をめぐるミステリ・ロマン大作です。今回は、作中に映像に携わる人物が多数登場することにちなんで、数々のヒット作を手掛ける脚本家・野木亜紀子さんとの対談が実現! 「小説」と「脚本」という表現方法の異なるお二人に、それぞれの創作論についてたっぷりと語っていただきました。

書評/『夜果つるところ』 三宅香帆「館に秘められた呪い」

【対談】
WebマガジンCobalt「岩谷文庫」特別編 
三浦しをん×岩谷翔吾(THE RAMPAGE)「~君と、読みたい本がある~」
WebマガジンCobalt で人気を博した「岩谷文庫」が本誌に登場! 岩谷さんが敬愛してやまない作家・三浦しをんさんをゲストに迎え、あの青春小説に込められた想いや、創作の裏側を伺います。さらに、三浦さんからは岩谷さんへのオススメ本をご紹介、本を通して出会ったお二人が、本への愛にあふれたトークを繰り広げます!

【エッセイ新連載】
小川 哲『作家とサッカー』
イギリスで試合を観戦した小川氏による、サッカー愛溢れるエッセイがスタート!

【シリーズ連載】
中 真大『異端かく語りき プランジャー・ショット・ミス』
生放送中の番組でMCを殴り、業界を干されたコメディアン。
その後も精力的にお笑いを続ける男は、何を信念に舞台に立ち続けているのか。

【読切短編】
木犀あこ『踊る十二人の子供たち』
「鮮くん、恋人でもできたんじゃないかしら ?」思わぬ母の言葉に硬直する真奈華。あの変人奇人、怪奇狩人・神南木鮮にまさか恋人が……!?

【読切短編】
人間六度『推しはまだ生きているか』
荒廃した東京で過酷なシェルター暮らしを送るあみぱん。唯一の「推し」が消えた日、彼女は凸るあいにいくことを決意した。
「愛」の正体を暴きだす挑戦的な「推し×ロードSF」。

【第37回小説すばる新人賞】
募集要項はhttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/sinjinsyo/をご覧下さい。ご応募をお待ちしております。

連載小説、インタビュー、対談、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。