小説すばる3月号、好評発売中です!
2024年02月19日更新
【新連載】
京極夏彦『書楼弔堂 探書拾玖 活字』
明治時代の書店・弔堂を舞台に、本と人とのさまざまな奇縁を描く大人気シリーズ、最終章となる第四季がスタート!
「本日はどのような書物をご所望ですか」
古今東西のあらゆる書物が集う書舗に、一人の男性が訪れる――
【新連載】
窪 美澄『給水塔から見た虹は』
古い団地での生活に退屈する中二の少女・桐乃。
少年・ヒュウとの出会いで静かに運命が動き出す。
直木賞作家が分断の世に問う、祈りの青春小説。
【対談】
『正しき地図の裏側より』刊行記念 逢崎 遊×村山由佳「異物であることを恐れず、「書くこと」だけは飽きない二人」
「正しき地図の裏側より』で第36回小説すばる新人賞を受賞した逢崎遊さんは、六年前の同賞で初めて最終候補となり、今回見事リベンジを果たした。
選考委員である村山由佳さんは、その一部始終を目撃した一人だ。
自身も同賞出身である大先輩が、後輩の胸の内を受け止め、厳しくも楽しい作家道について語り合った。
【対談】
『我拶もん』刊行記念 神尾水無子×柳家喬太郎(落語家)「小説と落語が交わるところ」
落語と出会わなければ時代小説を書くことはなかった。
そう語るのは、陸尺と呼ばれる江戸時代の駕籠舁を主人公にした『我拶もん』で、第36回小説すばる新人賞を受賞した神尾水無子さん。
このたび、受賞作の刊行を記念して、神尾さんが大ファンだという柳家喬太郎師匠との対談が実現!
「小説」と「落語」。表現方法の異なるお二人に、創作についてのお考えをたっぷり伺いました。
【東北紀行エッセイ】
澤田瞳子『忘れ物を集めに』
二〇一一年三月に旅することを心に決めていた東北の地。しかし……。
東日本大震災を経て、東北へローカル線を乗り継ぐ旅に赴いた澤田さん。
その目に映ったものをつぶさに描いた、スペシャルエッセイ。
【シリーズ連載】
中 真大『異端かく語りき 履き潰したストレートチップ』
歌手として一時代を築いた車坂五郎。
金と、家族と、観衆と。ショーマンの一生が語られる。
【インタビュー連載「注目の星」】
『チワワ・シンドローム』刊行記念 大前粟生「炎上社会の今を眼差して」
SNSが浸透した現代に、私たちはどうやってコミュニケーションをとっていくのか。
自分をどう語るのか、他者の語りをどう聞くのか、私たちは常に問われ続けています。
アップデートされた現代の価値観を描き、大きな支持を得てきた大前粟生さん。
待望の新作長編は、炎上社会を克明に描き、そしてミステリーというジャンルにも挑戦した意欲作となりました。
作品に込めた思いを語っていただきました。
【第37回小説すばる新人賞】
募集要項はhttp://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/sinjinsyo/をご覧下さい。ご応募をお待ちしております。
連載小説、インタビュー、対談、エッセイ、書評等、豊富な内容で毎月17日発売予定です。
新着コンテンツ
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新刊案内2025年12月05日
新刊案内2025年12月05日武家女人記
砂原浩太朗
娘として、母として、妻として。そして、ひとりの女性として。江戸時代、さまざまな身の上を生きる武家の女人の姿を描く傑作時代小説集。
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お知らせ2025年12月05日
お知らせ2025年12月05日すばる1月号、好評発売中です!
大特集のテーマは「共に生きる」。誰と、どこで、どうやって生きるか、様々に問いかけます。新連載は若松英輔さんと梅佳代さんのエッセイ2本立て。
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インタビュー・対談2025年12月03日
インタビュー・対談2025年12月03日道尾秀介「読む順番によってストーリーががらりと変わってしまうようなものを作れないかと考えたんです」
最新作は、小説のさらなる可能性を開く野心作です。前代未聞の作品を生み出した道尾さんにお話をうかがいました。
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インタビュー・対談2025年12月03日
インタビュー・対談2025年12月03日森晶麿✕おとん ミステリおじさん「“一句”から始まる推理:森晶麿が明かす〈一言トリック×自由律俳句〉
森さんと、長年ミステリに親しみ、書評インフルエンサーとしても知られる“ミステリおじさん”ことおとんさんが、制作秘話について語り合いました。
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インタビュー・対談2025年11月30日
インタビュー・対談2025年11月30日永井玲衣×頭木弘樹(文学紹介者)「生まれたての言葉と出会う」
言葉について考え続ける永井さんと頭木さん。対話で波打つ言葉の海を、お二人に泳いでいただきました。
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インタビュー・対談2025年11月26日
インタビュー・対談2025年11月26日村山由佳「動物のことは噓偽りなく書ける。それが私の強みだと気づきました」
愛猫たちとの日々を愛情たっぷりにエッセイに綴ってこられた村山さんが、このたび小説で動物たちと人間を描いたのはなぜなのでしょうか。