担当編集より

スマホ越しのロマンスで盛り上がった女と男の「あるある感」満載のデートの顛末を描く表題作をはじめ、復讐に燃えるシングルマザー、理想の伴侶を探し求める王女、ハンサムな上司に噛みつきたいOL、魔術であらゆるパワーを身につけようとする女……等々、多彩な作品を収録。
わたしたちの欲望の先に待ち受ける、ダークでファニーな真実をえぐりだす12篇。

「クリステン・ルーペニアンは不気味なほど優れた書き手であるだけではない。彼女は人間の精神にまつわるさまざまのことを熟知している。この本を読んでから、世の中がずっとよく理解できるようになった」——ミランダ・ジュライ

松田青子さんによる書評〈不均衡な力関係はグロテスク〉はこちらです。
http://seidoku.shueisha.co.jp/1907/trial07.html