
プロフィール
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寺地 はるな (てらち・はるな)
1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。会社勤めと主婦業のかたわら小説を書き始め、2014年『ビオレタ』でポプラ社新人賞を受賞しデビュー。『大人は泣かないと思っていた』『正しい愛と理想の息子』『夜が暗いとはかぎらない』『わたしの良い子』『希望のゆくえ』など著書多数。
担当編集より
今を生きる私たちの心に響く物語を発表し続けている寺地はるなさんの最新作は、世の中で「普通とされていること」「常識とされていること」をもう一度問い直していきます。
「男なのに」刺繍が好きな高校一年生の清澄。
「女なのに」かわいいものが苦手な社会人の水青。
「愛情深い母親」になれなかったコンプレックスを抱えている、ふたりの母であるさつ子。
清澄が一歳の頃に離婚し家を出て、「まっとうな父親」になれなかった全……
そんな彼らひとりひとりが、一歩ずつ前へと踏み出していく姿をぜひ見届けてください。
「男なのに」「女らしく」といった言葉の前に立ち止まったことのあるすべての人に贈る、あたらしい希望の物語です。
おすすめ書籍ピックアップ

大人は泣かないと思っていた
寺地 はるな 著

となりのヨンヒさん
チョン・ソヨン 著
吉川 凪 訳

遠の眠りの
谷崎 由依 著