
内容紹介
僕が恋したあの人は、”風の記憶″を読むことができる――。
横須賀で暮らす二十二歳・野々村帆高(ののむら・ほだか)。
職を探す彼が偶然見つけたのは、『ガラス雑貨専門店・風読堂』でのアシスタントの募集だった。風読堂の店主・級長戸辺風架(しなとべ・ふうか)さんは、ガラス雑貨の販売に加え、もうひとつ秘密の依頼を受けている――”風読み″の仕事だ。
にわかには信じがたい風架さんの力を求めて、今日も風読堂には悩みと願いを抱えた依頼主が訪れる……。
著者累計100万部突破、『桜のような僕の恋人』の書き手による圧倒的新境地。
爽やかな風が織りなすファンタジック・ストーリー!
プロフィール
-
宇山 佳佑 (うやま・けいすけ)
脚本家として、『スイッチガール!!』『信長協奏曲』『君が心をくれたから』、映画『今夜、ロマンス劇場で』などを執筆。著書に『ガールズ・ステップ』『桜のような僕の恋人』『君にささやかな奇蹟を』『この恋は世界でいちばん美しい雨』『恋に焦がれたブルー』『ひまわりは恋の形』『いつか君が運命の人 THE CHAINSTORIES』などがある。
新着コンテンツ
-
スキマブックス2025年10月08日スキマブックス2025年10月08日
昨日は蛍 其ノ弐
森晶麿
俳人・虚池空白と編集者の古戸馬が紛れ込んだ、ある怪しい村の秘密――『虚池空白の自由律な事件簿』初のスピンオフ!ホラーな第二回をお届けします。
-
お知らせ2025年10月07日お知らせ2025年10月07日
第38回柴田錬三郎賞が松井今朝子さん『一場の夢と消え』に決定!
松井今朝子さん『一場の夢と消え』(文藝春秋刊)が今年度柴田錬三郎賞に決定しました。
-
インタビュー・対談2025年10月06日インタビュー・対談2025年10月06日
谷崎由依×中村佑子「〈母〉の深淵を巡り語る」
産むとは、母とは、一体どういうことなのか。お互い響きあってきたというご自身の体験も織り交ぜながら、今言葉になることを語っていただきました。
-
新刊案内2025年10月06日新刊案内2025年10月06日
命の横どり
久坂部羊
医師であり、これまでにも医療の現状にメスを入れてきた著者が描く「日本の心臓移植」の現実と未来。
-
お知らせ2025年10月06日お知らせ2025年10月06日
すばる11月号、好評発売中です!
-
インタビュー・対談2025年10月06日インタビュー・対談2025年10月06日
久坂部羊「心臓移植をめぐる、理性と感情の闘いのゆくえ」
臓器提供は移植を待つ患者への「贈り物」か、それともドナーからの「横どり」か。医療現場の現実を描いてきた久坂部さんの最新作について伺いました。