内容紹介
新門辰五郎親方率いる町火消「を組」の若頭・零次は日々、命懸けで火消に臨む。相棒の龍とともに、敵対する大名火消・蛇ノ目との大乱闘も絶えない。しかし、父と幼い妹を失った記憶により、江戸を燃やしつくして仇討ちを成し遂げたい、という相剋も抱えていた。江戸では薩摩御用盗が暗躍し、折しも時は戊辰戦争前夜、徳川慶喜の警固のため、京へ向かう辰五郎に零次も同行する。会津小鉄との邂逅、火事場とは比較にならない凄惨な戦場の目撃を経て、零次は自分が「失ったもの」に気付き始める――。
プロフィール
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神尾 水無子 (かみお・みなこ)
1969年、東京都生まれ。神奈川県在住。2023年、「我拶もん」で第36回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。著書に『我拶もん』『鴉揚羽の仕業』(文庫書き下ろし)がある。
撮影/藤澤由加
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