赤神諒さん『はぐれ鴉』、安壇美緒さん『ラブカは静かに弓を持つ』が大藪賞を受賞!
2023年01月26日更新

本日、第25回大藪春彦賞に赤神諒さん『はぐれ鴉』、安壇美緒さん『ラブカは静かに弓を持つ』の二作が決定しました!
●赤神諒『はぐれ鴉』

【内容紹介】
寛文六年、豊後国・竹田藩で城代一族二十四人殺しという凄惨な事件が起きた。
一人逃げ延びた城代の次男・次郎丸は復讐のため、江戸で剣の腕を磨き、名を変え、叔父で下手人である現城代・玉田巧佐衛門がいる竹田の地を十四年ぶりに踏んだ。長い時を経て再会した巧佐衛門は、兇行を目の当たりにした当時の印象と違い、みすぼらしい容姿で、高位にありながら地位や名誉に関心がない変わり者と周囲から噂されていた。
そして次郎丸は竹田小町と評判の巧佐衛門の娘・英里と出会い、予期せず惹かれていく。恋か復讐か、千々に乱れる心を抱きながらも、煮え滾る復讐心を支えに必ずや叔父を討つと心に誓うのだが……。
単行本・電子書籍ともに好評発売中です!
●安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』

【内容紹介】
武器はチェロ。
潜入先は音楽教室。
傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。
『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が、想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説!
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。
ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。
目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。
師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……
単行本・電子書籍ともに好評発売中です!
新着コンテンツ
-
お知らせ2025年04月28日お知らせ2025年04月28日
集英社文芸作品のオーディオブックが好評配信中です
集英社では「KOTOBA(言葉)を紡いでOTO(音)と届ける」というコンセプトのもと、“オーディオブック”にも力を入れています!
-
インタビュー・対談2025年04月28日インタビュー・対談2025年04月28日
井上芳雄(俳優)×加藤和樹(俳優)「「男二人」が物語を熱くする」
今最も輝くミュージカル俳優のお二人が、作品を通して人にそして己に向き合い語る、ライバル論、友情論とは。
-
インタビュー・対談2025年04月25日インタビュー・対談2025年04月25日
宇田川拓也×狩野大樹×渡邉森夫「書店員が語る〈東京バンドワゴン〉の魅力」
各文庫の「解説」を執筆し、作中に同名の人物が登場するというこのシリーズ恒例の企画にご協力いただいた書店員のお三方による特別鼎談!
-
新刊案内2025年04月25日新刊案内2025年04月25日
風読みの彼女
宇山佳佑
『桜のような僕の恋人』の書き手による圧倒的新境地。爽やかな風が織りなすファンタジック・ストーリー!
-
新刊案内2025年04月25日新刊案内2025年04月25日
ザ・ネバーエンディング・ストーリー 東京バンドワゴン
小路幸也
人気シリーズ、ついに辿り着いた第20弾!
-
連載2025年04月25日連載2025年04月25日
ナモナキ生活はつづく
第20回:故郷
誰かに傷つけられたり、誰かを傷つけたり……故郷にまつわる複雑な思いについて。