澤田直さん『フェルナンド・ペソア伝 異名者たちの迷路』が
第75回読売文学賞【評論・伝記】部門に決定しました!

●澤田直『フェルナンド・ペソア伝 異名者たちの迷路』

フェルナンド・ペソア伝

【内容紹介】

フェルナンド・ペソア(1888-1935)。
〈「わたし」とは確固とした個人であるどころか、無定形な多様体で、自分自身にとっても捉えどころがない。21世紀の今でこそ自然に思われるこの考えを、ペソアははるか以前に先取りしていた。自分とは別人格の〈異名者〉たちを案出し、たったひとりで宇宙全体を体現するようなこの不思議な人物は、どのような人生を送り、何を考えていたのだろうか。〉(「あとがき」より)
70もの人格を作り作品を書き分け、没後に2万7500点以上の草稿が発見されたポルトガルの国民詩人ペソア。この20世紀の巨人の生涯と言葉を丹念にたどり、豊富な引用と貴重な図版を合わせて、稀有な詩人の魅力の全貌に迫る。ペソア入門としても最適な、本邦初、待望の本格評伝!

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